偽物と依存 | クスリに頼らない自遊人

クスリに頼らない自遊人

東大法卒のアル中です。ベンゾジアゼピンを断薬して6年が過ぎました。東大野球部応援とグルメ情報、映画レヴューとメンヘラネタが中心です。
コメントには塩対応なので悪しからず御了承下さい。

のぶです。

「ネット上での人間関係が拡がるほど、現実世界での人との交流が困難で希薄になり、より孤独でより抑うつになる」

何人か一緒にいても、てんでんにスマホ弄っていて対話がない、
家庭内だと尚更そう。

良くある光景です。


この手のネットの功罪に関する研究論文は、過去問にやたら出てくる、
大学受験生には常識みたいです。

それでなくても元々人間関係、コミュニケーションスキルに問題を抱える私のような人種、
特にそうなってしまいます。

偽物の方が手っ取り早いし、面倒臭くない。
自分を隠したままでいられるから無責任で楽

作るのも離脱するのも簡単

ではなぜ孤独になるか? といえば

偽物はしょせん偽物だから、ということのようです。

紛い物で満たされる満足は紛い物に過ぎず、

そこに長く深く関わる程、
本物への渇望が強くなる。
偽物の世界に浸っている自分への自己嫌悪、惨めさを感じます。

でも偽物の関係の手軽さ楽さに慣れてしまうと、本物の世界の人はますます眩しく妬ましく、傷ついたり惨めな思いをするのが恐くなり
抜け出せなくなる。


「偽物にはまる自分が惨めになるばかりなのに、偽物を手放せない」

偽物に捕まって逃げられない
依存症っておそらく須らくこれです。

贋作のコレクターなんて聞いたことない、
贋作をいくら集めても満足は得られないどころか惨めになります。

それどころか本物への渇望だけが増幅しまう。

疑似恋愛の風俗
疑似セックスのマスターベーション  

これも同じ。

自己嫌悪と本物の愛やセックスへの渇望を駆り立てるのに、益々そこから疎遠になる。
偽物が手っ取り早いし、恐くないから。
本物はドンドン恐く、手が届かなくなる。

ベンゾや酒がもたらす「眠り」や「安心」も偽物です。

偽者だと解っているのに手放すのが恐くて手放せない。

飲めば飲むほど、使えば使うほど、その行為に依存するようになる。

本物から、
現実世界から逃げて逃げて
横着してきた自分

7年前にボロボロになって、現実世界との関わりを失くしていた自分は、その末路の姿だったんだと思います。


高級でホントに美味しいスイーツって、値段は高くても少しの量で満足できるけど

安物スイーツはバカ食いしないとダメ、それでも満足できない。
で、美味しくもないものの大量摂取でカロリーを大量摂取し脂肪を蓄積してしまうと

ものすごい自己嫌悪…