離脱症状 | クスリに頼らない自遊人

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東大法卒のアル中です。ベンゾジアゼピンを断薬して6年が過ぎました。東大野球部応援とグルメ情報、映画レヴューとメンヘラネタが中心です。
コメントには塩対応なので悪しからず御了承下さい。

おはようございます

雨で寒くなりました。

こんな朝は気分も滅入ってうつ気味です。
血の巡りも頭の回転も鈍く不調です。

偏頭痛もでてます。

不安レベルも高くなって、以前なら離脱症状(の再燃)と考えて、ミーティングなんかでも人にもそう説明していました。

今は
不快ですが、どーでも良くなりました。
動き出せばほとんど消えてなくなりますし。

気圧や気温の変化に自律神経系が敏感に反応してしまうのは、確かにベンゾ (だけではなく、すべての向精神薬に共通ですが) の典型的な離脱症状です。

でも
薬飲んだことがない人でもそうなんですよね、程度にかなり差はありますが。

だからと言ってクスリを増やす訳じゃありません。そもそも、もう持ってないからその手段はとれない。

だからどーでもいい
離脱だろうと、なかろうと。

お酒だってもちろん駄目です。

元々飲んでない人ならベンゾ使うなんて対処方法、知りもしないし思い付きもしないんだから。

そう考えると、
離脱症状ってなんなんでしょうね?

胸が締め付けられ、呼吸ができない位苦しかった。

頭が万力でギリギリされてる様な違和感と痛みに苛まれた。

地面が崩れ落ちてしまう様な恐怖感にも襲われた。

でも心電図を録っても脳波にもMRIでも異常はなかった。

もちろん、何らかの実体のある身体的な不具合に随伴している症状もあるんでしょうが、
それはそれこそ、向精神薬使っても治りません。
麻痺させて感じ方を変えてくれるだけです。

痛みにせよ、不安やうつや焦燥感にせよ
「過敏になった脳が感じさせれているもの」

麻薬に詳しいある医師のこの言葉は、最初は無責任に思え
「ならお前が感じてみろよ!」と腹立たしくもあり

最初は到底受け入れられませんでしたけど、
結局受け入れるしか無かったです。

症状は症状に過ぎない、と


川越に来てます。
肉の十一屋、
メンチとコロッケが絶品


どれだけドクターショッピングしても、カラダに異常所見がない以上、それは脳が感じているだけのことで、どれだけ症状としては苦しくとも

大したことないんだ…
ただの離脱「症状」に過ぎないんだ。

増やしてもステイしても減らしても消えない以上、そう考えるしかなかった。

この開き直り、結果的に私には良かったです。

「止めなきゃ解決しないんだ」
どこにも逃げ道がない、
背水の陣ってやつかも知れません。 

出るのがアタリマエで、出ない方が異常なんだから、出てていいんだ

離脱が出ているのは
脳が適応しよう、回復しようとしている証拠なんだから。

何が変わったか? といえば、離脱症状としての不安感情は消えないままでしたが、

それが出ていること、あるいは出るかも知れないということへの不安からは解放されたことです。

「あ、きたきた離脱」

森田療法でも言うところの不安をそのまま受け入れる、というやつですね。

そこからは不安だけじゃなく、すべての不具合を薬の量とか飲み方や血中濃度に関連付けて考えることがなくなり、(考えても仕方ないから、ですが)

逆にその症状とどうやって付き合っていくか?
なるべく脳が感じないように 

忘れられるようにするにはどうするか?

今風に言うなら「with 離脱」をどうするか?
そっちにより意識と行動を振り向けられる様になりました。

それは離脱症状だから
飲まなければいけない

この呪縛から逃れられたこと

私が離脱できた理由を一つだけ挙げるとすれば、これだと思われます。