負の連鎖 | クスリに頼らない自遊人

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東大法卒のアル中です。ベンゾジアゼピンを断薬して6年が過ぎました。東大野球部応援とグルメ情報、映画レヴューとメンヘラネタが中心です。
コメントには塩対応なので悪しからず御了承下さい。

「結局お酒とクスリなんだよね…」

妹の命日の今日は墓参のあとに遺族の当事者会にでてきました。

その帰り道での話。

彼女の父はアルコールで入退院を繰り返し、今も隠れて飲み続けている。
アルコール性うつで向精神薬とベンゾもずっと入っている。

自死したのは彼女の弟。
やはりうつで薬飲みながら部屋籠り続け、
ある日部屋で首を吊る。
部屋からは大量の酒瓶が見つかる。
それでも父の酒は止まらない。
アルコールの家族会に通っている、もちろん父親のためではなく彼女自身のために。

環境遺伝と言うらしい。 

アルコホリックの子供はACになり、その生きづらさから自らも共依存やアルコホリック、そしてうつになりやすい。

家族も巻き込み家族も病んでしまうのは向精神薬でも同じことです。何年も手放せず壊れていく間に家族が疲れ果てて病んでしまう…


36年前と古い私の母妹のケースを除いて、
すべての自死者に向精神薬が入っている。そしてその半分以上にはアルコールにも問題があった。

さらにその遺族の半分以上はその後私の様に心を壊し、向精神薬を服薬した経験があった。

幸い一人を除き断薬できていて、今は飲んでいないということでしたが…

ここのスタッフも参加者もみんな気が付いています。

酒と向精神薬が自殺の連鎖を引き起こしていることに。

無力感を覚えますが、一人でもこの蟻地獄に捕まってしまわないことを願って、
ここでも自分の「その後の自分の話」をさせて頂いています。

たとえ一人でも