東0-2法（東法第１回戦）
両チーム合わせてわずか8出塁、
大学野球では珍しい1時間57分の投手戦を制して優勝争いに踏み止まり慶應の優勝は持ち越し。
東大
リーグ戦で本塁打を打っている6人を先発させた打撃重視のラインアップで臨むも奏功せず、
逆にこれが裏目に。
２回には打撃を買われて先発マスクの大音君が走られ、次打者敬遠から牽制悪送球で2,3塁、
引き締まった試合で両チーム唯一の失策がこの小林君の悪送球。
唯一のピンチに決勝の2点タイムリーを許す最悪の展開に。
結局この失点だけですが
相手が強くプレッシャーがかかり大事なところでミスがでてしまうのは、日本シリーズのジャイアンツと同じで「あれさえ無ければ」「ツキが無い」じゃなくて、
やはりこれが実力差なんでしょう。
その小林君
中盤までツーシーム主体でポンポン打たせて取り、終盤は165cmの小さな小さな体を一杯に使った渾身のストレートで真っ向勝負、
165cmから繰り出される最速135kmに法政の猛者達がことごとく差し込まれるさまは…
カ・イ・カ・ン…
終始テンポ良く法政打線を東大より少ない3安打に抑え
5奪三振自責点1で完投負け。
ミス絡みで2失点した2回と、8回の一人以外はランナーを許さない、
わずか86球の圧巻の投球で
リーグ戦通算28敗（0勝）目
今季投球回数49回はダントツのリーグ最多
防御率3.31はDeNA入りする伊勢（明大）と変わらない。
しかも小林君には東大打線との対戦の恩恵（😂）がない…
リーグ戦通算50試合目の登板は
恐らく近年では例が無いでしょう。
今日の熱投には胸が熱くなってスタンドで涙が出ました。
後ろのご夫婦も泣いてました。
レバタラは無いんですが、今季だけでも他校で投げてたら2-3勝はしてる内容
今日は勝たせてあげたかったです
恐らく明日もリリーフで投げるのでしょうが、
悔いなく大学野球生活を締めくくって下さい
報われぬ力投、悲運のエースなんかじゃない、
積み上げた28敗は何にも代え難い勲章、
堂々たる小さな巨人です。
3年間本当に勇気をもらいました。