のぶです
向精神薬から離脱して4年になります。
昨日ある精神科医から伺ったお話
これは福音かも知れません。
ギャーギャー騒ぐまでも無く、
儲からないから
新薬の開発は上市まで気が遠くなる時間と、数百~数千億円単位の開発費が必要なので、
投資回収のために開発してしまったものは何が何でも売ろうとしますが、
そもそも儲かりそうも無いものは最初から手を出せません。
今は開発してしまったモノの一掃中なんだそうです。
向精神薬はリスクが高い製品です。
まず、
使える「◯◯仮説」がもうありません。
これまでのモノアミン仮説だのドパミン仮説は全部インチキだと証明されてしまい、売るための理論的裏付けが無くなってしまいました。
理論だけじゃ無くて臨床的にも薬の効果が証明出来なくなっています。
プラセボ比率が70-80%と高すぎて薬効をデータで示すことができないから。
精神疾患、精神症状の多くはその本質を極度に高い不安レベルに還元することができますから、
クスリを飲んだという安心感だけでかなり改善してしまうのは元々当然で、
逆に一旦飲みだしてしまうと、プラセボ分の70-80%は「飲まない不安」により余計な分を飲んでいることになります。
これは離脱症状対応として飲んでいるつもりの場合も例外ではありません。
逆に僅かに減らしただけなのに減らしたと認識しただけで離脱症状を感じてしまうのもプラセボ効果です
精神依存と言い変えることもできますが、兎に角一旦飲むと減らしにくくなり続けて飲みます。
余分な量を無用に長い間
飲んでくれる
減らすのが止めるのがコワイから
だから儲かりました。
依存性だけに頼ったたビジネスになっています。
短期的には止めると再発し、再服薬すると改善する現象をもって薬効が主張されますが、これは依存と離脱であって、その薬を飲んだことそのものが原因ですし
数年単位の長期転帰では薬効がないことはメーカー側にはデータがあってわかりきってるとのことで、
効かないだけならまだしも
深刻な副作用や後遺症には確実に蝕まれ、
昨今訴訟リスクも高くなり
どうあってもビジネスとして成立しないそうです。
効果が見込めないモノにはモルモット一匹の開発予算だってつかないのが企業というもの。
確かに100兆円焼いて1兆円だけ儲ける様な焼き畑農業が長く続く訳もありません。
そうで無くとも一つのビジネスモデルの寿命は精々30年
…ボチボチ引き際かも知れません。
向精神薬だけが問題ではないんですが、本当なら嬉しい限りです。
神の見えざる手は生きていた、
と言うことでしょうか。
【10月のMDAA開催予定】
MDAA東京(東戸塚)
会場: 東戸塚地域ケアプラザ
MDAA大阪
会場:高槻マリア・インマクラダ幼稚園
大阪府高槻市野見町2-15
土曜日は休園日にあたりますので教会の入口から入ってください