晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜 -86ページ目

晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

晴れた日は山に登り街を走り、 雨の日は好きな音楽を聞きながら本を読む
そんな暮らしがいい!

人気ブロガーでランナーでもある人が、ブログで紹介していた本を読んでみました。

 

 

日本では昔から体が柔らかい(柔軟性がある)ことが良いことと言われてきました。そのために、前屈して地面に手がつけるようにとか、開脚してベターッと体がつけるようにするストレッチが奨励されています。

 

ランニングについていえば、速く走れるランナーほど、体が硬い→前屈ができない or 開脚ができない、というのはよく目にしてきました。そんなに硬いのに、なぜ走るパフォーマンスには影響しないのか?という疑問は昔から感じていたところです。

 

「体が柔らかい=体の動きが良い、というわけではない」というのが、この本の著者が一番言いたいこと。体の柔軟性ではなく、体の”連動性”を高める方が重要のようです。

 

著者は、オリックスやマリナーズなどのプロ野球トレーナーを経て、現在は様々なプロアスリートのパーソナル・トレーナーという経歴の持ち主。

 

彼が勧めるのは、「自由度が高い体」です。自由度が高いというのは、状況に応じて自分の体を思い通りに動かせるということだそうです。つまり、自分のイメージどおりに体を動かすことができることです。

 

彼がトレーナーを務めていたイチロー選手は、意外に体が硬いのにも関わらず、(素人の私が見ても)体の動きがしなやかでした。これは彼が自分の体のことをよく分かっていて、どうすれば100%のパフォーマンスを出すことができるか?そのためには何をすべきか?ということにすごく関心があったそうです。

 

現役の野球選手で言えば、大谷翔平選手もあれだけ筋肉質でありながら、しなやかなバッティング・ピッチングフォームですね。彼も自分の体の動かし方をよく理解しているようです。

 

(余談ですが、一流のピッチャーは肩関節が柔軟で、逆に言えば脱臼しやすいそうです。去年大谷選手が肩を亜脱臼したのもそのせいかもしれません。)

 

速いランナーの体が硬いのも、その方が地面に力が伝わりやすいからだそうです。フニャフニャの体では強く蹴ることができませんね。

 

相撲の力士が股割りに励むのも、それができないと重い自分の体を筋肉だけで支えきれないので、怪我を防ぐためだそうです。

 

体の柔軟性を高める=体の自由度を高めるために、無理にストレッチをして逆に体を痛めることのないように、後半では体の状態に合わせて実践できる52種類のストレッチが紹介されています。

 

残念な点が2つ。

 

①著者の言いたいことの説明が回りくどく、あまり整理されていなくて同じことを繰り返し説明しているのが、かえって分かりづらくしている。

 

②おすすめのストレッチが白黒写真と簡単な説明だけなので、どういう動かし方をするのが正しいのか?どんな効果があるのかがわからない。せめてDVDかQRコードで動画を見られるようにして欲しかった。

 

今まで抱いていたストレッチの概念が変わるので、そういう意味では一度眼を通しても良いかもです。