晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜 -34ページ目

晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

晴れた日は山に登り街を走り、 雨の日は好きな音楽を聞きながら本を読む
そんな暮らしがいい!

我々の世代には「巌窟王」の名前の方が有名な、フランスの作家デュマの長編小説「モンテ・クリスト伯」。今まで何回も映画やドラマが作られたり舞台で上演された名作が、母国フランスで再び映画化され、予告編を見たときに面白そうと思ったので、さっそく観に行ってきました。

 

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あらすじ(オフィシャルサイトから)

将来を約束された若き航海士ダンテスは、ある策略によって、無実の罪で投獄され、次第に生きる気力を失っていく。絶望の中、脱獄を企てる老司祭との出会いにより、やがて希望を取り戻していった。司祭から学問と教養を授かり、さらにテンプル騎士団の隠し財宝の存在を打ち明けられる。囚われの身となって14年後・・・奇跡的に脱獄を果たしたダンテスは、莫大な財宝を手に入れ、謎に包まれた大富豪“モンテ・クリスト伯”としてパリ社交界に姿を現す。そして、自らの人生を奪った三人の男たちに巧妙に近づいていく──。

 

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無実の罪で投獄された主人公が長い年月をかけて復讐していく、という大まかなあらすじは覚えていたので、予習をせずに行きましたが、ちょっと後悔。登場人物の人間関係が込み入っていて、途中でアレ?ン?と思うことがありました。ふだんフランス映画はあまり観ないので、出演者の顔が同じように見えたのも原因かもしれません。

 

原作が長編なので、それを3時間の映画に収めるにはかなり端折らないとダメなのは理解できます。でも脱獄するまでのプロットがかなり時間を割いて扱われたのに、財宝を手に入れるまでがあっさり描かれてちょっと物足らない。

 

後半の復讐劇も、ハリウッドならもっとワクワクさせる劇的な展開をする脚本にするだろうなと思えるほど、穏やかに描かれています。

 

ただ、自然や大邸宅のカメラワークや邸宅内の豪華な内装、当時の社交界の衣装の華やかさは、さすがフランス映画といえる映像美でした。

 

この作品を始めとして、「レ・ミゼラブル」や、日本で言えば「忠臣蔵」、最近でいえば「半沢直樹」など、復讐劇はいつの世も人気がありますね。

 

劇中で主人公が

「これは復讐ではなく、正義だ!」

と言ったのがちょっと気になりました。「正義」というのは、その時代時代で、またひとりひとりが思っている中でも、解釈がいろいろ変化する言葉ですね。

 

3時間の長丁場ですが、途中で飽きずに観られると思います。これから観られる方は、あらすじと人間関係を予習しておくことをお勧めします。