晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜 -128ページ目

晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

晴れた日は山に登り街を走り、 雨の日は好きな音楽を聞きながら本を読む
そんな暮らしがいい!

とある新聞に掲載されていた京都市内の朝粥が美味しそうだったので、ヨメに声をかけたところ「食べたい!」との返事。ならばと早速予約しました。朝粥は8:00から30分ごと、運良く朝一番の予約が獲れました。

 

3月25日火曜日の朝7時半過ぎ。日中は暖かくなるとはいうものの、まだ底冷えがして肌寒い。

 

JR京都駅から歩いて15分ほどの住宅地に、見逃してしまいそうなフクロウの小さな看板ありました。ここが朝粥を提供している香港食堂「 小梟(シャオシャオ)」です。

 

入り口の壁には、店名が手書きで書かれた小さな灯りがありました。

 

8時の開店と同時に入店。店内はこんな感じです。

 

店の奥には「逆さ福」の飾りと、オーナー自作のスピーカー、そして懐かしいTechnicsのターンテーブルSL-2000があり、スピーカーからはピアノトリオのジャズが流れていました。

 

広い店の中で、お客は私たちだけ。この時間はオーナーシェフのワンオペのようです。

 

早速、お目当ての「干し貝柱の香港粥と18種の小鉢」をオーダー。手書きの品書きを見ながら、味を予想します。

 

待つこと15分ほどで、朝粥セットが運ばれてきました。

 

朝粥の周りにある18の小鉢の内容は、左上から

 

杏仁豆腐 胡麻団子 ピータン黒酢 炙りしめ鯖四川山椒ソース ハムスイコウ

⭐︎百合根セロリラー油和え ラディシュ中華クラゲ ミニ春巻き ⭐︎旬の卵巻き春菊おから しば漬け

⭐︎蕪中華湯葉アミエビあんかけ 黄ニラXO醬 壬生菜漬物 ミニ大根餅

ミニアワビ紹興酒風味漬け ⭐︎ほうれん草柚子味噌マスタード 鴨生姜ソース ⭐︎蕗の薹肉味噌

(⭐︎印は旬のものだそうです)

 

とろとろに煮込まれたジャスミンライスのお粥は、熱々のポタージュといった感じ。小鉢はそのまま食べて良し、お粥に混ぜても良し。味は思っていたより全体に濃厚でした。

 

追加で点心セットもオーダー。

蟹身焼売 上海小籠包 海老餃子の取り合わせです。

 

我々が食べ終わる頃には、2組目3組目のお客さんが入店して来て、9時前にはスタッフもやって来ました。ディナーで来ても良い感じの店ですね。

 

お腹いっぱいになったので、3km先にある次の目的地まで腹ごなしに歩くことに。

 

まず豊国神社に立ち寄り

 

豊臣家滅亡の原因を作った有名な梵鐘を見てみました。

(白く囲まれたところに刻印された「国家安康・君臣豊楽」が家康の逆鱗に触れて、大阪冬の陣の遠因になったものです)

 

高台寺横のねねの道にある梅?桃?の下では、和服姿の外国人がしきりに写真を撮っていました。

 

大雲院にある祇園閣が見えます。春の特別公開があるようなので、後で寄ってみることにしました。

 

円山公園の有名な枝垂れ桜も二分咲きくらい。

 

知恩院の三門を横目に進むと

 

青蓮院の門前では五分咲きの桜が見えました。

 

この日の二つ目の目的地、東山に山縣有朋の別荘として建てられた「無鄰菴(むりんあん)」に到着。

 

入り口の扁額は山縣有朋の筆によるものです。

 

実はここも事前予約制だったので、11時で予約をしたのですが、着いたのは10時前。受付の人に事情を話したら「空いているので大丈夫ですよ。」と快く入らせてもらえました。

 

ここの目玉が、七代目小川治兵衛によって作庭された庭園。遠くに見える東山を主山とした名園で、国の名勝(=重文)に指定されています。(京都検定ネタ)

(写真は母屋から見た庭)

 

窓ガラスも波打っていてレトロっぽい感じ。

 

母屋の床間には季節の花椿の掛け軸が。

 

せっかくなので、庭を眺めながらお茶を。ロシアンクッキーとコーヒーでしばらくまったり。

 

庭に下りて散策することもできます。せせらぎの水は近くを流れる琵琶湖疏水から取っているとか。

 

それほど広い庭ではありませんが、奥には滝が設えてありました。

 

アセビやクチナシのいい匂い。

 

茶室は外観だけ。予約すれば有料でお茶席を楽しめます。

 

庭から見た母屋の外観。

 

洋館に入ってみました。

 

一階の窓際にはミニチュアの苔庭が。

 

煉瓦作りの壁も残っています。

 

2階にある部屋では、日露戦争前に山縣と伊藤博文、小村寿太郎、桂太郎が外交方針を話し合った「無鄰菴会議」が開かれたそうです。

 

天井も凝っていますね。

 

来た道を戻ります。時間と共にインバウンドの人たちの姿が目立ってきました。

 

円山公園に残っている、NHKの公共放送のためのラジオ塔。わかりにくいですが、京都放送局のコールサインである”JOOK”と刻まれています。

 

大雲院まで戻って来ました。ちょうど春の特別公開が始まっていて、祇園閣にも登れるというので、拝観料を払って境内へ。

 

本殿にお参りして、横を見ると珍しい八角屋根が特徴の書院が見えます。

 

祇園閣を下から眺めてみました。祇園祭の鉾に見立てた塔は、大倉財閥が建てたものです。鉾の上には鳳凰ではなく金の鶴があしらわれ、金閣・銀閣に次ぐ銅閣と呼ばれています。(京都検定ネタ)

 

入り口の阿吽の狛犬も立派ですね。

 

内部や最上階からの撮影は禁止だったので写真はありませんが、極彩色の壁画など見応えがありました。

(写真はHPから)

 

この日は普段入れない墓地にも入ることができました。敷地には、織田信長・信忠の墓碑や

 

石川五右衛門の墓碑もあります。

 

墓地からという珍しいアングルから見た祇園閣。

 

大雲院の御朱印です。

 

再びねねの道を歩くと、人力車や外国人で溢れていました。12時過ぎのこの時間は、すでに汗ばむほどの気温で、体感的には25℃くらいで暑かった。

 

いつも横を通っていながら、入ったことがなかった安井金毘羅宮へ。

 

ここは「縁切り縁結びの碑」があることで有名ですね。この日も縁切り?縁結び?のために碑を潜る行列ができていました。

 

御朱印もいただきました。

 

四条河原町まで戻ると、思ったほど観光客の姿は多くなくて、阪急電車でのんびり帰ることができました。あと一週間もしたら桜が満開になり、京都市内はものすごい人で溢れると思います。その前に駆け足で巡った京都旅でした。