青春18きっぷの旅2024夏 ④その手は桑名の? | 晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

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晴れた日は山に登り街を走り、 雨の日は好きな音楽を聞きながら本を読む
そんな暮らしがいい!

今年の夏の青春18きっぷは、いろいろ予定があって2枚購入しました。

 

① 7/21 岡山・倉敷へ旅ラン

② 7/28 岐阜へ旅ラン

③ 8/3 私用で名古屋へ

④ 8/24 私用で名古屋へ

⑤⑥ 8/27 姫路へ X 2人

と、消化して残り4回分。

 

過去には

東は静岡まで

西は広島まで

北は金沢まで

南は紀伊田辺まで

行っているので、どこか面白そうな所はと考えていた時、ヨメから「桑名に行ってアイス饅頭を食べたい」とリクエストがあったので、桑名まで行くことになりました。

 

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三重県の桑名までは、東海道本線を使って名古屋経由で行くルートと、草津線・関西本線を利用して亀山経由で行くルートがあります。同じルートを往復するのも面白くないと思って、行きは亀山経由、帰りは名古屋経由を使うことにしたのです。

 

9月5日木曜日。

 

6:18 大阪発快速電車

7:18 草津駅で乗り換え

7:33 草津発普通電車

8:25 柘植着

8:31 柘植発普通電車

8:55 亀山駅乗り換え

9:24 亀山発快速電車

10:04 桑名着

 

朝食は草津に向かう車内で済ませました。ほとんど座って行けましたが、草津発が意外に混んでいて最初座れず、考えたら通勤通学時間帯でしたね。

 

遅れや接続ミスもなく予定通りに桑名駅に到着して、駅前の観光案内所で見所や所要時間を教えてもらい、いざ町中へ。

 

綺麗に整備された八間通りを歩くと、そこかしこにカラーマンホールがあったのでパチリ。

 

桑名といえば、旧東海道の「七里の渡し」ですね。

 

桑名は折鶴でも有名です。(詳しくは後で)

 

桑名といえば、やっぱり「ハマグリ」でしょう。

 

商店が立ち並ぶ寺町通りを抜けたところに

 

柿安本店」の看板が。調べたら、こちらは「京町柿安」と言われていて、全国展開している「江戸町柿安」(株式会社柿安)とは別店舗でした。大昔に分家して一店舗だけで続いている老舗だそうです。

 

(柿安ダイニングなどを展開している「株式会社柿安」の本店は、もちろん桑名市内にあり、大きなビルや料亭がありました)

 

その並びにある、お目当てのアイス饅頭の店「マルマン」の前に行くと、「本日売り切れ」の張り紙が!本来8:30開店の店ですが、9月に閉業することがわかると一気に客が増え、オーナー曰く、この日も5:30から行列ができていて、6:00に開店して6:30には売り切れたそうです。

 

(観光案内所のお姉さんが、「今(10時過ぎ)からでは無いかも?」と言っていたので、ダメ元で行きましたが.....。)

 

仕方がないので、旧東海道に沿って「七里の渡し跡」に向かいました。

 

桑名城跡の三の丸の周りには堀が残っていて

 

今でもボートなどが係留されていて、そのまま揖斐川に出られるようです。

 

七里の渡し跡にある、「伊勢国一の鳥居」が見えてきました。

 

近くには海路を監視した櫓や、いくつかの水門が残っています。

 

堤防に沿って南へ。相変わらず暑かったですが、風が吹き抜けて気持ちよかった。遠くに目をやると、対岸のナガシマスパーランドの観覧車やジェットコースターが見えます。


桑名港の漁協が経営する「はまぐりプラザ」に着きました。

 

お目当ては、ここにある食堂はまかぜの「焼きはまぐり定食」です。昔の謳い文句に「その手は桑名(食わな)の焼きはまぐり」というのがありましたね。

 

ひとり3個ずつのはまぐりを蒸し焼きにしていただきます。ちょうど昼前だったので、食堂は平日にも関わらずほぼ満席でした。

 

食後は、桑名城跡に造られた九華公園をブラブラ。

 

北に上がって、海の神様を祀る住吉神社を過ぎると

 

桑名市で一番有名な名所「六華苑」に着きました。ここは桑野の実業家・諸戸清六の邸宅として、大正時代に建てられたものです。入り口の長屋門を過ぎると

 

いきなり洋館が現れます。あの鹿鳴館などを設計したJ.コンドルが手がけたもので、4階建ての塔屋が目立ちますね。

 

この邸宅は、洋館と和館が繋がっている面白い造りになっています。

(写真は芝生広場から見た全景)

 

中は見学できます。和館はこんな感じで、主屋や離れの他に二つの蔵がある造り。

 

玄関には、こんな千羽鶴の展示がありました。桑名は折り鶴、特に2羽以上の鶴を一枚の紙で折る「連鶴」が有名で、市の無形文化財にもなっているとか。

 

一方、洋館の内装はこんな感じです。当時の大富豪の生活が偲ばれますね。

 

回遊式の庭もあり、敷地は18000㎡という広大なもの。

 

再び街中に戻り、桑名宗社と呼ばれる大きな神社に入ります。大きな鳥居をくぐると

 

立派な楼門がありました。

 

拝殿に参拝。桑名宗社は春日神社と中臣神社の二つからなるという珍しい神社ですが、春日神社の9月限定御朱印だけいただきました。

(拝殿は修復中だったので、写真はなし)

 

桑名市内にアイス饅頭屋さんは3軒あります。「マルマン」はすでに売り切れ、「寿恵廣」(すえひろ)は一駅先、桑名駅近くにある「新栄堂」も不定休なので開いているか分からない感じ。そこで、「ここなら確実にあります」と観光案内所のおねえさんに教えてもらった、市内にあるスーパー「アピタ」のアイス売り場へ。

 

ありました!あずきと抹茶の2本を買ったものの、食べる場所がないので駅に戻りました。

 

駅前のバス乗り場のベンチでパクリ。これが桑名のソウルフードと言われるアイス饅頭です。カチカチに凍ったアイスは、なかなか割れなくて苦労しました。

 

ダメ元で「新栄堂」に向かうも、休業日だったので、一つでも食べられたのはラッキーでした。

 

最後に桑名駅近くの名所?に立ち寄ります。桑名には3つの会社の電車が乗り入れていて、それらが一度に見られる跨線橋があります。

 

これがその橋上からの風景。それぞれ軌道の幅も違っていて、鉄ヲタの間では有名な場所らしいです。

一番左が近鉄名古屋線(照準軌 1,435mm)

その隣がJR関西本線(狭軌 1,067mm)

(その横に引き込み線)

一番右が三岐鉄道北勢線(特殊狭軌 762mm)

 

かなり歩き疲れたので、ぼちぼち帰ります。

 

15:07 桑名快速電車

15:35 名古屋で乗り換えr

15:45 名古屋発新快速電車

16:18 大垣着

16:37 大垣発普通電車

17:12 米原着

17:17 米原発新快速電車

18:43 大阪着

 

帰りも予定通りの時間で、すべて座って行けました。

 

大阪→亀山→桑名 ¥2,640

桑名→名古屋→大阪 ¥3,740

18きっぷは¥2,410なので、¥3,970 のお得。

 

残り2回は行き先が決まっているので、改めてレポします。