2月3日は節分でした。そんな日に京都マラソンの試走会をしたのですが、沿道にある神社やお寺では、それぞれ工夫を凝らした「節分祭」が行われていました。
古くからある行事なので、参拝する人も少なくなっているかなと思っていたら、どこも予想以上に賑わっていてびっくりしました。
試走をした日に遭遇したり、立ち寄った神社仏閣の「節分祭」の様子をレポしてみます。
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京都市内の節分行事は、主に市の中心部で行われることが多いです。
中でも有名なのが京都大学の近くにある吉田神社。ここでは「追儺式」(ついなしき、鬼やらいとも言う)と呼ばれる疫鬼を追い払う行事が有名です。(←京都検定ネタです)
その吉田神社の表参道にあたる京都大学正門前の道には車止めが置かれ、露店も出ていて、周辺の歩道は人がいっぱい。京都マラソンのコースになっている東大路通は、走ることができなくて歩いて通り過ぎました。
東大路通をさらに下りて、丸太町通との交差点にあるのが、京都三熊神社のひとつ(京都)熊野神社。
ここでは神社の横にある「西尾八ツ橋」の店の人が、参拝者へ無料のお接待をしてくれるというジモティメンバーの情報があったので、試走の途中に立ち寄ってみました。
本堂の前には参拝する長い行列が。
「八ツ橋」といえば京都を代表する和菓子のひとつで、道路を挟んだ反対側には有名な聖護院八ツ橋の本店があります。諸説ありますが、「八ツ橋」を考案したのは「西尾」が最初だそうで、熊野神社の境内には「八ツ橋発祥の地」の石碑と、その八ツ橋を広めた西尾為治の銅像がありました。
緋毛氈の敷かれた腰掛けに場違いなランスタイルの13人が座って、生八ツ橋と渋茶のお接待を受けました。
ゴールの平安神宮に着いて境内を覗いてみると、これから行われる福豆撒きなどを待つ長い行列ができていました。
(写真はありません)
試走が終わってから、せっかくなので近くの神社などで節分行事を見てみたいと思って、最初に向かったのは、平安神宮の北にある須賀神社。
ここでも豆まきが行われますが、ユニークなのがこの懸想文売り(けそうふみ=恋文のこと)。烏帽子水干姿に扮して、縁結びのご利益がある懸想文(¥1,500)を売っています。京都検定の勉強中に写真では見たことがあったのですが、実物は初めて見ました。
その懸想文を求める人で、ここでも行列ができていました。(私は買いませんでしたが)
その近くにある聖護院門跡でも節分行事が行われているようなので、境内に入ってみましたが、ちょうど「鬼やらい」の儀式が始まったところで、すごい人で見ることも近付くこともできず早々に撤退。
すると、先ほど別れたパンマラ参加者のジモティと遭遇し、「西尾八ツ橋本店の横で、ぜんざいの無料接待をやってますよ。」というので、一緒に行列に並んでみました。
搗きたてのお餅を使った
ぜんざいをいただいて、温まります。
廬山寺へ行くというメンバーと別れ、阪急河原町駅までジョグで戻る途中にあった満足稲荷神社でも、飴湯の無料接待があると出ていたので、一服いただくことに。
生姜の効いた飴湯が美味しい。
写真を見たり話には聞いていた京都の節分祭。規模の大小はありますが、どこの神社やお寺でも様々な行事が行われていたのを実感できた日でした。