青春18きっぷの旅2023夏③ 岩村城攻め(前編) | 晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

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今年の夏の青春18きっぷの旅、2回目と3回目は岐阜の山城を訪れる計画を立てて、18日にまず中津川市にある苗木城を攻めてみました。

(その模様はこちら↓)

 

 

 

もうひとつの恵那市にある岩村城を訪れるタイミングがなかなかなくて、ようやく先日行くことができたので、その行程をレポートしてみます。

 

岩村城は、岡山県の備中松山城、奈良県の高取城と共に、日本三大山城のひとつです。高取城には登ったことがあるので、どんな違いがあるのか楽しみでした、

 

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8月29日火曜日

 

5:54 前回と同じく、大阪駅始発の快速電車に乗って出発。やはり通勤通学客でいっぱい。

 

7:39 米原駅で下車。乗り換えに時間があるので、今回も駅のベンチで朝食タイム。お盆休みの時だった前回と違うのは、ホームに18きっぷの旅と思われる旅行者の姿が少なかったこと。

 

8:03 米原駅始発の電車に乗り

8:37 大垣駅に到着。乗り換え時間が少ないのでホームまでダッシュ。

 

8:40 大垣駅始発の新快速で

9:14 名古屋駅に予定通り到着。ここまでは前回と全く一緒です。

 

9:24 名古屋駅始発の快速電車に乗ります。通勤通学時間帯を過ぎているので、車内はガラガラでした。

10:28 定刻に恵那駅に到着しました。

 

ここから18きっぷの使えない三セク運営の明知鉄道に乗り換えます。次の電車まで時間があるので、昼食を摂ることにしました。

 

目指したのは、前もってネットで調べておいた、駅からすぐにある五平餅の店「あまから本店」。レトロな外観と併せて

 

店内も”ザ・昭和”という雰囲気です。お客さんは私の他にひと組だけ。

 

ランチセットもありましたが、私が注文したのは、五平餅3本と漬物のアテ、そしてビールです。五平餅はよくある小判形ではなくだんご形。くるみがまぶしてあって、甘辛いタレと合って美味しかったです。

 

JR恵那駅のすぐ横にある、明知鉄道恵那駅へ戻ります。自販機のきっぷもありましたが、昔ながらの”硬券”も発券できるそうなので、そちらを買うことに。しかも、岩村駅の一つ手前には極楽駅という珍しい名前の駅があり、券面が「極楽行き」!となるので、結構人気があるとか。

 

11:20 恵那駅を出発。車両はアケチ100形と呼ばれるディーゼル車です。車内は改装されて綺麗でした。乗客は私を含めても10名ほど。

 

途中にある無人の極楽駅は、最近綺麗に改装されたようで、名前の如く「極楽仕様」になっていました。觔斗雲がたなびき、待合室にはお釈迦様までいます。

(写真は撮り忘れたので、明知鉄道のHPから)

 

11:49 岩村駅で下車。いかにも地方鉄道の駅という感じです。

 

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駅からすぐに城下町の街並みが現れます。この通りは重要伝統的建造物群保存地区に選定されていて、当時の商家や旧家が残っています。青空に映えますね。

 

そして、各家の玄関にはこんな青く染め抜いた暖簾が掲げられ、丸い白抜きの部分にはその家のおかみさんの名前が書かれています。これはその昔、岩村城を織田信長の叔母である「おつやの方」が「おんな城主」として統治していたことに由来するそうです。

(岩村町にはこれ以外にも「おんな城主」をアピールするものがたくさんありました。)

 

そしてその横には、これも郷土出身の歌人「佐藤一斎」の和歌が書かれた板が、各家の玄関に掲げられています。

 

駅から1kmほど続く城下町は、お城に向かって緩やかな登り坂になっているので、ぶらぶらと街並みを眺めながら歩きます。暑いので日陰を選びながら。

 

「かんから屋」というお餅屋さん。

 

銀行(信用金庫)の建物も、こんな感じ。

 

大きな旧家の一つ「勝川家」。一般公開されていますが、この日は休館日で入れず。

 

その向かいにある「土佐屋」。昔の紺屋(こうや、染物屋)の町屋がそのまま残されています

 

中は無料で自由に見学できました。京町屋のように間口の割に奥行きがあり、染工場の跡などを見ることができます。

 

郵便局も周りに合わせて町屋風に作られています。

 

これは岩村の観光案内所。

 

最も大きな旧家「木村邸」。藩の財政を支えた商家だったそうです。

 

面白いのは、平屋でなく外から二階に上がる木製の階段があったこと。

 

二階にも凝った造りの部屋が残っています。

 

城下町を抜けると、いよいよ岩村城に登る道が現れます。

 

>>> 後編に続く。