初めての神戸マラソンは大撃沈...(その2 大会当日) | 晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

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11月20日日曜日。朝起きた時は、大阪では予報通り雨が降っていました。「やっぱり雨か.....。」と気持ちが沈んだまま、阪急電車で三宮駅へ。

 

ところが、7時過ぎに三宮駅に着く頃には雨も上がっていました。スタートブロック毎に駅から進むルートが違うので、ボラの人が掲げている看板に従って進みます。私は先頭から比較的近いGブロックでした。

 

途中で検温を済ませて、チェック済みのリストバンドを手首に付けます。

 

Gブロックまでは、スタート地点の神戸市役所に近い東遊園地が待機場所になっていました。着替えとトイレを済ませて、手荷物を預けてその周辺をブラブラ。東遊園地は一部工事中ということもあって、着替えやトイレの場所が分かり難くなっていたので、慣れない人はちょっと苦労したかもしれません。

 

マナーアップの一環として、学生ボランティアがゴミ袋を持って巡回していました。これは良いですね!

 

広めのスペースで体を解した後、8:15過ぎにブロックへ入場。

 

8:45からスタートセレモニーが始まりました。神戸マラソンの開会式の特徴として、震災復興の感謝を示す、というのがあります。30秒間の黙祷があり、「しあわせ運べるように」の歌が流れた後、受付の時に支給された黄色い手袋を掲げて、復興を象徴するひまわりを表します。

 

主催者発表では、この時の気温は15℃。少し肌寒いくらいですが、雨の心配はなく暑くなりそうです。スタート前に雨対策で被っていたカッパをみんな脱ぎ始め、ボランティアスタッフが必死で集めていました。京都マラソンの様にブロックの両側にゴミ箱を置いてほしいですね。

 

9:00 号砲と共に第1ウェーブがスタート。(スタートは2回に分けて行われ、第2ウェーブは15分後)私のいるGブロックからスタート地点までは6分ほどかかりました。

 

ステージの上では、来賓の他に、ゲストランナーの野口みずきさんや有森裕子さん、金哲彦さん、田中希実さん、大畑大介さんの姿が。

 

実は、私自身1年ぶりのフルマラソンということで、どういうペースで走ろうか直前まで迷っていました。ロング走もスピード練習もしていなくて、走力が落ちている自覚はあったので、とりあえずキロ6分のペースで行けるところまで行ってみようと走り出しました。

 

スタートしてすぐの南京町の入り口では、龍の舞で盛り上げてくれます。

 

神戸の中心街とあって、沿道にはたくさんの応援の人の姿が途切れません。出走する知り合いが多いと、沿道で応援してくれる知り合いも多くなり、あちこちに知った顔がいっぱい。しかし、顔を見つけても人の流れに逆らえず、声をかけるタイミングを逃したりして、せっかくの応援をかなりスルーしてしまいました。

 

6キロ過ぎにある新長田駅前の鉄人28号も、コースからはこんな感じでしか見られません。

 

その先で、後からスタートした野口みずきさんにスッと追い抜かれてしまいました。あの小さな体ながら大きなストライドで走る姿は健在でした。

 

試走の時には走れなかった坂のある車道を上ると

 

10km過ぎの須磨浦公園では、須磨太鼓の沿道応援。

 

その先には最初の給食エイド。バナナと飴ちゃん。少しお腹も空いて来たので、バナナ丸ごと一本いただきました。

 

ふと見ると対向車線には、早くも折り返して来たトップランナーたちの姿が!

(トップ集団は写真を撮り損ねたので、これは4番手くらいの選手)

 

須磨から塩屋にかけては、電車の駅も近いことから、沿道応援がすごかった。地元の人はもちろん、知り合いのランナーが応援してくれる姿は、励みになりますね。

 

15km地点の垂水を過ぎると、明石海峡大橋が見えて来ましたが、なかなか近づかなくて焦ってしまうのは試走の時に経験済みです。対向車線ではサブスリーを目指すランナーとすれ違います。

 

ようやく折り返し地点になる「くら寿司」の駐車場に着いたのは11:00でした。折り返しといっても、ここは19kmくらいで、まだ中間点でもありません。

 

ここまではまだキロ6分のペースをキープできていました。これなら4時間半くらいでゴールできるかな?と楽観的に思っていて、その先にトラブルが待ち構えているとは想像もしていませんでした。

 

23km地点の給食エイド。バナナはもちろん羊羹から饅頭もありましたが、人気の洋菓子はほとんど残っていませんでした。

 

舞子から須磨まではスライド区間なので、対向車線を走る知り合いを見つけようと頑張ってみたのですが、なかなか見つけられずじまい。おまけに往路では追い風だったのが、復路では風速6,7mの向かい風になり、帽子を飛ばされる人もちらほら見かけました。

 

更にこの頃から、足が攣り始めたので慌てて攣り留めの薬を飲んでみたものの、その後もピクピクは続き大きくペースダウン。気持ちを切り替えて、記録は狙わず沿道応援を楽しむことにしました。知り合いの姿を見つけては写真を撮ってもらったり、飲み物をもらったり。

 

須磨駅近くで見つけたRWSのガンバフンバ隊。実はスタート直後の2km地点でも応援していて、一緒にガンバフンバポーズをしたのに、写真は撮り忘れていました。

 

30km地点の給食エイド。ここでもバナナ、羊羹、ドーナツ、洋菓子など。テーブルの下に食べ物がいっぱい落ちていて、ゴミ箱の周りに散乱している給水のコップをボラスタッフが集めているのを見て、ちょっと悲しくなりました。せっかく大会としてマナーアップを呼びかけているのに、(一部の)ランナーのマナーがこれでは.....。

 

これもあちこちの大会でよく見るカオナシの沿道応援。

 

34kmのノエビアスタジアムを通過。この頃はもう走ったり歩いたりの繰り返しで、沿道のラン仲間を見つけては、休憩ついでにおしゃべり。

 

35km過ぎ、中央市場前の給食エイドでは、和菓子や塩タブレットの他に、みかんを丸ごと出してくれました。甘いものに飽きていたので、これはうれしい。

 

ハーバーランドのumieが見えてくると、残り5kmくらいです。

 

そして、ラスボスの神戸大橋へ上がる坂が見えて来ました。コースの途中でも細かいアップダウンがありましたが、最後にこの急坂は覚悟はしていたものの、かなりキツい。

 

ここも歩いたり時々走ったりで20分ほどかかって、ようやく赤いアーチが見えて来ました。橋の上は風が強いので、帽子を飛ばされない様に慎重に進みます。

 

ポートアイランドに入って、42km地点を通過。ゴールはもうすぐです。

 

ゴール手前では、有森さんや

 

野口さんが最後のエール(喝?)を送ってくれます。

 

そして、ようやくゴール!!30km以降は歩き倒したおかげで、5時間20分もかかってしまいました。10年前に初めてフルマラソンを完走した、大阪マラソンの記録に次ぐセカンドワーストです。まぁ、これが今の実力でしょうね。

 

この日のコースです。

 

完走タオルと完走メダル、プロテイン、水を受け取ります。メダルとタオルを掲げて写真を撮ってもらうランナーの姿があちこちで見られましたが、私はあまりに不甲斐ない記録でそんな気持ちになれず、着替え場所に急ぎました。

(今年の完走メダルは10回目ということで、10thをデザインしたものでした)

 

知り合いのランナーのゴール時間もまちまちだったので、待ち合わせはせずに着替えてそのまま駅へ。ゴール会場の出口には、ランナー受付の時とは違ったディスプレイになっていて、ここでも記念写真を撮るランナーでいっぱいでした。

 

三宮駅に向かう帰りのポートライナー乗り場は、予想通り入場制限が行われ、改札まで長〜い行列が続いていました。

 

三宮駅周辺の銭湯は混み合うと思って、少し離れた六甲道駅までJRに乗って、灘温泉六甲道店に向かったところ、同じ様に考えたランナーが多かったのか、ここでも男湯は入場制限がかかって入るまで時間がかかりました。(この日だけは神戸マラソンのランナーは無料で市内の銭湯に入れるのです)

 

近くの王将でひとり打ち上げをして、JRに乗ろうとしたところ、事故で運転見合わせの表示。仕方なく少し離れた阪急六甲駅まで、疲れた足で坂を登る羽目に。阪急電車もランナーで混み合って座ることもできず、家に着いた時はホトホト疲れ切っていました。

 

練習不足がモロに出た大会結果でした。課題もいっぱいありますが、来年2月の大阪マラソンでは、もう少しマシな(せめて4時間半くらいの)結果を出したいと思います。加齢を言い訳にはしませんが、走力・筋力がだんだん落ちているのは自覚しているので、鍛え直さねば!