六甲キャノンボールラン2022春 逆走応援 | 晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

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毎年3月と10月に行われている、六甲縦走路を駆け抜けるキャノンボールラン。今年も20日の日曜日に開催され、ラン仲間がたくさん出走するというので、前回同様にコースを逆走して応援することにしました。

 

3月は、朝に宝塚をスタートして須磨浦公園にゴールするコースがメインです。ソロで須磨浦をスタートするつもりでしたが、ラン友さんから途中の板宿(いたやど)駅から縦走路に上がろうと誘われ、3人でコースを逆走することになりました。

 

8:50 神戸高速鉄道板宿駅をスタート。

 

空気はまだ冷たいので、ウィンドブレーカーや長パンツが脱げません。

 

住宅地の坂道を10分ほど登ると、板宿八幡神社に到着。ウォームアップで体が温まったので、ウェアリングを調整。

 

私はタイツが脱げなかったのに、同行する2人は半袖Tと短パンという夏仕様!

 

トレイルに入ると、予想外にヒカンザクラ(?)が満開で、青空に映えてきれいでした。

 

散った椿が敷き詰められた”カメリアロード”?を進むと

 

9:30 縦走路に合流する東山山頂に到着。

 

縦走路は、このまま下に降りて横尾地区に入るのですが、せっかくなので須磨アルプスまで行ってみようということになりました。

 

私個人はつい5日ほど前に来ていますが、同行する2人は久しぶりということでテンション上がっています。

 

東山まで戻り、トレイルを下りて普通なら横尾の住宅地を大きく迂回しますが

 

そこは勝手知ったところで住宅地の中を抜けて、ショートカットコースの階段をおりて行きます。

 

10分ほどで縦走路の妙法寺が見えてきました。

 

普通ならここから高取神社のある高取山に向かうのですが、いろいろ事情があって数年前の大会から縦走路を外れて車道を大きく迂回するコースになっています。

 

道の途中で見つけた、キャノンランナーを応援するユニフォーム。ライトがついているところを見ると、夜通しぶら下がっていたようです。

 

この道を上っていくと、向こうからランナーがひとりふたりとやってきました。まだ10時過ぎと思うと速い!

 

 

丸山の住宅地区に入りました。山の中ではロストしないランナーでも、このエリアでは迷子になるという有名なところ。西→東向きはまだ写真のように縦走路の矢印が見やすいのですが、東から来ると標識がわかりづらいので、ウロウロするランナーが続出します。

 

ここで、縦走路を2往復する種目 "over the rainbow" *を走っているというウルトラランナーのトシさんに遭遇。速い!というか凄い!としか言いようがありません。

 

*六甲キャノンボールの主な種目とルート・距離(春バージョン、秋は逆ルート)

speed=宝塚→須磨浦公園(公称56km、実際は45km前後)

night speed=須磨浦公園→宝塚(前日夜にスタート)

power=須磨浦公園→宝塚→須磨浦公園の往復112km

rainbow=宝塚→須磨浦公園→宝塚→須磨浦公園までの一往復半168km

(over the rainbow=縦走コースを2往復224km!←正式な種目ではありません)

 

11:00 鵯越(ひよどりごえ)駅を通過。

 

 

その先の烏原地区で毎回私設エイドを出してくれている”くしやエイド”。私も過去に参戦していた時はお世話になりましたが、ここはランナー優先ということでスルー。

 

ここから西縦走路の難関ポイントのひとつ、菊水山への登りが始まります。

 

途中で、来月開催されるUTMFの練習を兼ねて、powerに参戦しているYuiさんといさちゃんに遭遇。流石に速いなぁ。

 

菊水山への登りといえば、この黒階段の急登ですね。

 

ゼーハー言いながら30分ほど登って12:00過ぎ、ようやく山頂に到着。前夜に降った雨が上って晴れ上がり、遠くまで見晴らしが良いです。

 

(そういえば、天気が荒れるので有名なキャノンボール。今年も土曜夜からスタートしたpowerやnight speedのランナーは、深夜に雨風が横殴りの雪に変わって寒くなり、大変だったらしいです。写真はnightで走った人が朝撮った写真をお借りしました。霧氷がきれいですね)

 

菊水山の山頂にあったのは、タンタンパンダ君達が設営したパンダエイド。

 

ここで、ラーメン「熊きち」のオーナーお手製のスープとチャーシューの入った美味しい雑炊をいただきました。キャノンの私設エイドは投げ銭が基本ですが、前夜からオールナイトで設営していたおかげで、いっぱい投げ銭もらったので要らないという太っ腹。

 

業スーで仕入れたという¥40のビールもありましたが、流石に?という感じで遠慮しときました。

 

foodpandaやUberEatsのデリバリーバッグがありましたが、宅配はしていないようです(笑)このバッグに道具や食材・飲み物を積んで麓から上がってきたようですね。私も以前比叡山トレイルレースでエイドを出すために、飲み物とかを背負って登ったことがあるので、そのシンドさはわかります。

 

速いランナーが続々とやってきて、ハイカーさんもいるので、こんなに混雑している山頂は初めて見ました。

 

あれ?スイーパーだったはずのてっぺい君が、ランナー追い抜いてもう来てるし

 

ザレ場でも雪面でも、いつも裸足で六甲を走ってるウッシーがシューズ履いてるし(←みんなに散々ツッコまれたらしいです 笑)

 

しばらくまったりした後リスタート。去り際にパンダ君が何か言いたげでしたが、放っておくことにしました。( ̄∀ ̄)

 

ここから鍋蓋山辺りがランナーのボリュームゾーンで、いろんな知り合いに会えました。

 

power初参戦のミテコちゃん

 

”男祭り”リーダーは腰痛でシンドそう。

 

おりまゆさんもパワフルだった。

 

初キャノンのめぐたんは、半縦走でお腹いっぱいだったらしい。

 

次の鍋蓋山の登りも意外にキツいです。

 

 

先週名古屋ウィメンズ走ってたアケちゃんは、余裕の走り。

 

13:10 鍋蓋山山頂に到着。

 

ここでもハイカーさんに混じって、キャノンランナーがいっぱいでした。

 

山頂を降りる途中で、テッパン屋のしらもっちゃんに遭遇。彼は毎年powerを走りながらエイドもするという、スーパーランナー。今年も鉄板やバーナー、食材の入った12.5kgのザックを背負いながら片道を7時間半で縦走し、折り返しの塩尾寺(えんぺいじ)広場で生姜焼きなどを給仕した後、軽くなっても8kgあるザックを背負ってゴールに向かっていたところ。流石に疲労の色は隠せませんでしたが、10時間で無事ゴールしたそうです。

 

大龍寺の手前では、キャノン名物の●ロ本エイド。やっぱりこのポーズはやってしまいますね!(笑)

 

ここでも、シンゾー君や、ワッキー、りっちゃん達を見つけてしばらくおしゃべり。

 

飲み物だけでなく、プロのトレーナーが高級マッサージもしてくれるというエイドです。

 

13:40 大龍寺山門に到着。ここでも毎年エイドを開設してくれています。

 

ここでもpower初参戦のヒロ姉さんやミテコちゃんたちのグループに遭遇。だいぶお疲れ気味だったので、差し入れのアスリートういろうを差し入れてパワー注入。なんとかゴールできたみたいで良かった。

 

その後も神戸女子のグループなどに会って、市ケ原に着いたのが13:50過ぎ。

 

 

桜茶屋の前で軽く行動食を摂りながら、この先に進むかどうか時間を確認。最初は掬星台までいく予定でしたが、ここから稲妻坂と天狗道を登って行くと早くても1時間半はかかるので、掬星台に着くのは15:30過ぎ。その頃にはエイドも撤収されてランナーもいないだろうということで、ここで下山決定。

 

布引滝、新神戸を経由して、14:40 銭湯二宮温泉がこの日のゴールになりました。6時間弱で21kmの応援ラン。三宮駅のガード下でプチ打ち上げして解散しました。

 

過去3回走ったことのあるキャノンボールラン。もう参戦するパワーは無いですが、逆走応援ランは楽しくて、仲間の走りに元気をもらえるし、クセになりそうです。