桜巡りフォトラリー@京都 | 晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

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晴れた日は山に登り街を走り、 雨の日は好きな音楽を聞きながら本を読む
そんな暮らしがいい!

3日に引き続いて、4日日曜日も京都へ。

 

この日は、京都やんちゃ村が毎年主催している「桜巡りマラニック」でしたが、こちらもコロナ禍のために大人数での開催ではなく、あらかじめ送られてきた地図に書かれている桜の名所のチェックポイント(CP) の写真を撮りながら、制限時間内に自由に回る「フォトラリー」というイベントでした。

 

今年は例年以上に桜の開花が早く、いつもなら満開のこの時期にもう散り始めているというタイミング。おまけにこの日の天気予報は朝から雨☔️マークがついていたので、さらに条件が悪くなり、DNSしようか前日まで迷っていました。

 

でも送られてきた地図を見ると、「京都おもてなしコンシェルジュ」のマスターが考えてくれた、行ったことのない桜の名所が多かったので、参加することに決めて朝早くに受付会場のある下鴨神社に向かいました。

 

8:30に受付がスタート。参加者は40人ほどです。やんちゃ村のイベントによく参加しているラン友さん何人かに「一緒に参加しませんか?」と事前に声をかけたものの、見事に振られてしまい、ひとりで走るつもりでした。

 

受付で偶然知り合いのK林さんに会い、一緒に走りませんか?と誘われたのですが、雨が本降りになる前にゴールしたいなと思っていたので、マイペースで走りますのでとお断りして、着替えの荷物を預けたあと、ぼっちでスタートしました。

 

CPは全部で10ヶ所あり、地図にはモデルコースも書いてあって、その通りに走ると約27kmぐらいでしたが、とにかく雨が降り出す前にできるだけ回り切ろうと、ナビを駆使して最短距離を進むことにしました。

 

今までなら、ゴールした後にCPの写真を見せてコンプリートをチェックしてもらいますが、今回はLINEのグループページにその都度写真をアップするやり方になりました。その方がゴールしてからの手間が省けますからね。

 

(実際に走ったコースです)

 

まずは高野川に沿って北上します。川沿いにはまだかろうじて桜並木が残っていて、遠くに見える比叡山との景色が映えますね。

 

北山通りを渡って、五山送り火の「法」の字が灯される東山の近くにあるのが

A 松ヶ崎大黒天 です。(地図①)

 

妙円寺というのが正式名称ですが、ここは「都七福神」のひとつ大黒天が祀られているので、こちらの名前の方が知られています。

 

肝心の桜はというと、すでに散り始めて寂しい限り。

 

この日は御朱印帳を用意していたので、まずこちらで最初の御朱印をいただきました。

 

そのまま高野川に沿ってさらに北へ向かい、宝ヶ池公園へ。

 

こちらの桜もあらかた散り始めて、葉桜になりつつありました。

 

少し西へ向かい

B 妙満寺 へ。(地図②)

 

初めて訪れたお寺でしたが、予想以上に敷地が広いところです。入るのに拝観料(¥500)が必要だったので、ちょっと迷いましたが入ってみることにしました、

 

広い和室で座ってみると

 

有名な枯山水の「雪の庭」を眺めることができます。

 

宝物庫には古典芸能で有名な「娘道成寺」由来の「安珍清姫の鐘」が保管されていました。

(撮影禁止だったので、写真は無し)

 

境内にはインドの大塔をモデルにした仏舎利大塔が聳え立っています。(写真の左)

 

肝心の桜はというと、かろうじて枝垂れ桜を眺めることができました。

 

せっかくなので、御朱印もいただきました。

 

ここから少し南に下りると、深泥池(みどろがいけ)に出てきます。

 

そこから西に向かい、特徴のある土塀が並ぶ道に出ると

 

C 上賀茂神社に着きました。(地図③)

 

ここは斎王桜という枝垂れ桜が有名ですね。

 

名残の花見を楽しむ人たちで、結構賑わっていました。ここの御朱印は過去にいただいているので今回はパス。

 

時刻は10:30過ぎ。曇り空ではあるものの雨の降る気配は少ないので、先に進みます。

 

上賀茂神社から賀茂川を渡った先にあるのが

D 神光院(じんこういん)です。(地図④)

 

ここはこじんまりとしていますが、弘法大師ゆかりのお寺として有名ですね。

 

正月に「三弘法巡り(東寺、仁和寺、神光院)」で訪れたことを思い出しました。

 

さらに西へ向かい、急坂のある鷹峯の高台にあるのが

E 常照寺 です。(地図⑤)

 

ここも初めて訪れるお寺でしたが、なかなか由緒謂れのあるお寺のようです。ここも拝観料(¥400)が必要でした。

 

一番有名なのは、江戸時代の芸妓「吉野大夫」に関わるもの。本堂では彼女にまつわるビデオが流されていました。

 

入り口の赤い山門は彼女が寄進したものとか。

 

諸芸に秀でていたそうですが、美人薄明の如く38歳の若さで亡くなり、お墓もここにあります。

 

境内では枝垂れ桜があちこちで見ることができました。

 

ここでも御朱印をいただきます。

 

ここがこの日の最高地点で、あとは下り坂の道になります。

 

途中にあったのは、豊臣秀吉が築いたと言われる有名な防御壁「御土居」(おどい)の跡地。ここも枝垂れ桜が少し残っていました。(ここもやんちゃ村のマラニックで訪問済み)

 

お腹も空いてきたので、目の前にあるあるお餅屋さんで名物の御土居餅をいただきます。


そこからさらに南へ。この辺りは今宮神社や大徳寺を始め、船岡山の建勲神社など、見どころがいっぱいでゆっくり回りたかったのですが、時折雨がパラパラし始めたので、先を急ぐことにしました。

 

その先にある

本法寺(地図⑥)

 

ここでは、長谷川等伯の涅槃図の特別公開があったのですが、これも時間を取られたくなかったので、御朱印だけ頂いて通り過ぎます。

 

そこから歩いて2分のところにあるのが

G 妙顕寺

 

豊臣秀吉が京都の宿としていたことで有名ですが、ここも残念ながらゆっくり回ることなく、御朱印だけいただいて駆け足で通り過ぎました。

 

ここの御朱印には、春に咲く「桜・梅・桃・李(スモモ)」の4つの花びらが象られています。

 

H 雨宝院(地図⑦)

狭い境内には遅咲きの八重桜が満開で、この日の桜の中では一番見応えがありました。

 

雨宝院を回ったところで12:30過ぎ。残る二つを目指して更に南下。

 

二条城の桜も、ほとんど面影はありませんでした。

 

そのすぐ南にあるのが

I  神泉苑(地図⑧)

ここも梅マラニックや祇園祭関連で何度か訪れたことがある所です。

 

ここも、桜は散り始めて、池には花筏模様が浮かんでいました。

 

限定の「桜花宴」の御朱印を頂いて

 

最後のCPを目指そうとした時、とうとう大粒の雨が落ちてきてしまいました。あらかじめ用意していた百均のレインコートを被って走り出したものの、雨足は強くなるばかり。もうゴールは近いのでゆっくり歩いて行くことにしました。

 

最後のCPは壬生寺に近い新撰組の屯所があった

J 八木邸 です。(地図⑩)

 

この頃には雨も本降りになってきたので、のんびり鑑賞することなく先を急ぎます。

 

そしてゴールのスーパー銭湯壬生温泉「はなの湯」に着いたのは13:30過ぎ。できるだけショートカットしてきたので、距離にして20kmほどでした。

 

コンプリートした認定証と記念の缶バッジをもらって、すぐにお風呂に急ぎます。

 

雨で冷え切った体にお湯が染みて気持ちよかった。私が帰る頃にも雨に濡れた参加者がひとりふらりと帰ってきていました。お疲れ様でした。

 

花散らしの雨の中で、隠れた名所の名残の桜を楽しめたマラニックでした。年々開催時期に悩むイベントですが、多分来年も参加すると思います。

 

追記

この時期の御朱印代は、どこのお寺も稼ぎ時とばかりに、普通なら¥300のところを¥500とか¥1000のところもあったりして、なんだかなぁという感じでした。