新型コロナウィルスの影響であちこちのイベントが中止になる中で、六甲山系を縦走するキャノンボール大会は22日予定通り開催されました。(開催には賛否ありますが、現状は開催者の判断に任されていて、このイベントは個人的には影響は少ないと思っています)
元々自治体があまり絡まない草レースですが、さすがに今回は感染拡大予防に注意を払い、密集した中での開会式もなく、スタートも各自が勝手にという内容で行われました。ラン仲間の中でも対応が分かれ、自主的にDNSしたランナーもいて、いつもよりかなり小規模の大会になりました。
私は今回エントリーしていなかったのですが、屋外の大会でもあるし、久しぶりにトレイルを走ってみたかったので、逆走しながら参加したメンバーの応援をすることにしたのです。
といっても、須磨浦からスタートするのは(シンドいし)時間がかかりすぎるので、アクセスの良い市ケ原に向かうことにしたのです。(キャノンの春大会は宝塚→須磨浦の逆走コースです)
ゆるゆると走ったり歩いたりして、12:00前後の掬星台到着を目安に、朝9:00にJR三宮駅をスタート。
新神戸駅のガード下は、綺麗なプレートに付け替えられていました。
布引滝もまあまあの水量。この日は春のポカポカ陽気で家族連れやグループのハイカーさんが多かったので、追い抜く時は必ず声かけして歩いて登ります。
市ケ原に着いたのが9:50頃。既にここまで走って来ているランナーの姿が!朝7時に宝塚(塩尾寺)をスタートしたとしても、この中間地点まで3時間程で到着していることになります。速っ!!
気がつくと、河原では知り合いのまっきーはじめ神戸のラン女子たちが ”走らんかい” エイドを設営中でした。
キャノンボールではお馴染みの顔出しボードもあったので、便乗して写真を撮ってもらいました。(〇〇本エイドの姉妹店という触れ込みで、〇〇本も置いてありましたよ 笑)
さて、ここから本来の六甲縦走路に入り、逆走応援開始。
東に向かう順走コースはキツい上りが多いのです。久しぶりに登る稲妻坂も、こんなにキツかったかな?という感じ。
そんなところでも、速いランナーが次々と降りて来ます。うっしーやタクさん、あけみちゃん、じゅんじゅんさんなど、知り合いのランナーを見つけては声をかけます。
天狗道の登りも久しぶりでした。考えたらこの数年、宝塚→須磨浦のコースしか走っていないので、この辺りは下るだけでしたね。
すれ違うランナーには必ず「ガンバレー!」声をかけ、そしてほとんどのランナーが「ありがとうございます!」返してくれます。こういうのは応援していても嬉しいですね。細い道はもちろん参加ランナー優先で道を譲ります。
掬星台に着いたのは11:00頃、予定より1時間も早く到着してしまいました。いつもなら私設エイドがたくさんあり、ランナーでごった返しているのですが、さすがに今年は人が少ない。
ちょっとお腹も空いたので、ここで昼休憩。ランナーに紛れてエイドの豚汁をいただいて、持って来たおにぎりと一緒に食べます。
普通のランナーならこの掬星台に着くのは11:00〜12:00前後です。(それ以降なら明るいうちに須磨浦にゴールするのが難しくなります。)なので、1時間ほどここでウロウロすることにしました。
いつもなら見晴らしのいい掬星台からは遠く関空や淡路島まで見渡せるのに、この日はかなり霞んでいました。
出走メンバーが少なくなったせいか、ランナーもパラパラとしかやって来ません。かなえさんやあきこさんの姿を見つけたくらいで、なかなか知った顔が見つけられません。
12:00過ぎ、体も冷えてきたのでもう少し逆走することにして、ロードを降り始めるといさちゃんやちずさんの姿を発見。かなりのんびりしたペースで走っているな〜と思っていたら、(後で知ったのですが)なんと二人とも縦走路を往復するパワーのランナーでした。すごい!
**キャノンボール大会のカテゴリーはいろいろあります。
主なものでも
スピード→片道56km
ナイトスピード→夜間片道56km
パワー→夜間スタートの往復112km
レインボー→一往復半の168km
(中には勝手に”オーバーザレインボー”と名付けて、2往復しようとしたド変態のランナーもいたとか!)
しばらく逆走しましたが、すれ違うランナーも少なくなって来たので、杣谷(そまたに)峠から下山することにしました。
杣谷道は徳川道とも呼ばれ、カスケードバレイという愛称があるように、谷側の川沿いに進みます。所々に渡渉があり、かなり変化に富んだコースです。
流石にハイカーはいないだろうな思っていたら、家族連れのグループに二組会いました。やはりみんな外での遊びに出かけているようですね。
途中崖崩れで迂回路になっていて、ちょっとロストしかけましたが、なんとか本来のルートに戻って阪急六甲駅に着いたのが13:30前。約15kmのトレイルランでした。
いろんな大会やイベントが中止になって、ランナーのモチベーションがダダ下がりですが、しっかり対策をしてアウトドアのイベントが少しずつ増えていくことを願うばかりです。