篠山マラソン 2018 | 晴走雨読な日々〜Days of Run & Books〜

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晴れた日は山に登り街を走り、 雨の日は好きな音楽を聞きながら本を読む
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思い起こせば、私の初フルは5年前の篠山マラソンでした。

 

ランニングを始めてから半年あまり。それまでに走ったのは西宮ハーフ一本のみという時に、フルを走った周りのラン仲間に刺激されて自分も挑戦してみたくなり、タイミング的に唯一エントリーできたのが篠山マラソンだったのです。

 

当時教えていただいていたジムのランニングスタッフには「初フルで篠山ですか⁈」と言われ、初めて関門や制限時間が厳しいことを知ったのですが、せっかくなのでチャレンジということで走ってみたわけです。

 

その当時はまだペース配分とか、ハンガーノックにならないための栄養補給とか、全く知らずに勢いだけで進んで行きました。とりあえず関門時間には引っかからないように完走できたらいいなと思っていたので、途中で写真を撮りまくり、沿道の応援に感激し、名物のシシ汁もしっかりいただき、さぁ後は最終関門をクリアするのみと楽観していたら、関門の閉鎖時間を勘違いしていて、100m手前でアウト!収容バスに乗せられた苦い思い出があります。

 

以来リベンジを誓って、(去年を除き)毎年のようにエントリーしていますが、あまりいい思い出がありません。体感気温0℃前後というみぞれ降る中で走ったり、10分以上もトイレロスしたり、二週連続のフルでボロボロだったり.....。

 

篠山はもう走らないと決めていたのですが、今シーズンは2月の都市マラソン(姫路・京都・東京)にすべて落選したため、やむなくこの大会を走ることにしました。

 

極寒の印象のある篠山マラソンですが、今年は最高気温の予想が20℃という、おそらく大会史上最も暑い中を走ることになると、早くも悪い予感が。一応ガチレースのつもりだったのですが、モチベーションが全く上がらず当日を迎えました。

 

朝6時過ぎに大阪駅前からマラソンバスに乗って会場へ。渋滞もなく1時間10分で着いてしまい、あまりに早すぎて会場周辺はまだ設営の準備中で、土産物売り場もオープンしていませんでした。

 

 

とりあえず参加賞のTシャツをもらって、会場付近をぶらぶらしながら、出店のぜんざいを食べたりして時間つぶし。この時の気温は6℃でやや肌寒いくらい、本当に20℃まで上がるの?とう感じでした。

 

市役所前で高槻のラン仲間のMさんが、朝から着替え待機スペースを確保してるよ、と聞いていたのでそちらに合流。みんなでわいわい喋りながら時間調整。

 

すると、すぐ横のスタートゲート前で、漫才師のかつみ・さゆり有森裕子さん、他のタレント達がTV放送のオープニングの撮影が始まりました。篠山マラソンは毎年ABC朝日放送がレースの模様を撮影して放送しているのです。

 

今回は大阪や神戸のラン仲間がいっぱいエントリーしていると聞いていたので、スタート前にあちこち探してみました。しかし1万人以上が参加する大会なので、人が多すぎてほとんど見つけられず終い。

 

10:00を過ぎて、スタートブロックごとの整列が始まりました。2年前までは陸連登録をしていたので、先頭の登録選手ブロックだったのですが、今年は一般選手でエントリーしたため、実力相応のCブロックでのスタートです。

 

10:40 花火と共に登録選手が先にスタート。このころにはすでに気温が上がって来ていて、体感的には15℃くらい。冬場のレースに必須のタイツはもちろん履かずに、付けていたアームカバーも外すことにしました。

 

(今回はスマホを持たずに走ったので、レース中の写真はありません。)

 

10:50 ようやく一般選手のスタートです。

 

流石にスタートゲートまでが遠い!( ̄□ ̄;) 最初はほとんど動かず、ゲートに到達するまでに6分もかかってしまいました。

 

(写真は会場に着いてすぐに撮ったものです)

 

 

5kmまでは@5:52/kmとまぁまぁのペース。いちおうガチランのつもりだったので、前半は抑え気味に行こうと思っていました。(後から考えたら、気温が上がる前に貯金を作っておいた方がよかったかも、と後悔)

 

天気は幸い曇り気味で、横風が気持ちいいくらいでした。沿道でもラン仲間達があちこちで応援してくれているのを発見。りえぷーはじめ檻姫たちのチシャ猫隊、鉄平くん達のグループ、たえさんたちのグループなどなど。そういえばRWSのガンバフンバ隊もいつものポーズで沿道応援していました。

 

20km過ぎまでは@5:50前後のペースで走ることができて、ほぼ予定通り。途中でさゆりさんや有森さん達とのハイタッチもありテンションが上がります。

 

(写真は18km過ぎでラン仲間が撮ってくれたもの。この辺りはまだ元気です)

 

さぁ、これからちょっとペースをあげようか、と思った中間点を過ぎたあたりで、左足に違和感が。あ、これはこの先攣るかも、といういやーな予感。あわてて攣り予防のタブレットを口に入れます。

 

25kmを過ぎて、折り返しまで片道5kmのスライド区間が始まります。もうサブ3クラスのランナーたちは折り返して、対向車線を走って来ています。

 

一時的に収まった足攣りも、いつ再発するか怖くてのんびり対向車線を走るラン仲間を探す余裕がありませんでした。たまに見つけても声をかけられず終い。

 

このころには強い日差しが差し始め、気温がグングン上がって来ました。脱水症状にはならないように給水ポイントには必ず立ち寄り、途中途中でもウェストポーチに差したペットボトルで水分補給。

 

2箇所ある名物のシシ汁の屋台も、暑いからと寄らずにスルーしてしまいました。

 

30km過ぎの折り返しからは、向かい風が強くなり徐々にペースダウン。@6:20/kmまで落ちてきました。この辺りから右脚左脚が交互に攣り始め、立ち止まってストレッチをするのはよくないと経験則でわかっていたので、騙し騙し足を引きずりながら走ります。

 

篠山マラソンのコースは細かいアップダウンがあるので、最初のうちは気にならない程度だったのが、足が疲れてくる後半にはボディブローのように徐々に体力を奪います。

 

35kmを過ぎてさらに酷くなり、ペースは@7:00/km代まで落ちてしまいました。

 

今シーズンのフルマラソンは大阪・ホノルルと共に6時間前後のファンランだったので、体にその癖がついてしまいなかなかスピードアップができません。おまけに年が明けてから2回あったロング走の予定が、体調を壊して全然走れず終い。こんな状態でいきなりガチでフルを走ろうというのが無理だったようです。

 

40kmを過ぎてゴールが近くなったところで、必死にラストスパート。

 

やっとの事でゴールした時は15:30近くになっていました。タイムはネットで4時間32分58秒、暑かった中での記録としてはこれが実力なんでしょうね。(ホントはせめて4時間15分を切りたかった.....)

 

ゴールした後は、地元の高校生が首に完走メダルをかけてくれてました。その足でランナーだけに振舞われるシシ汁の屋台へ。やっぱり篠山に来たからには食べておかなくっちゃと、しっかりいただきました。

 

スタート前には会えなかったラン仲間にも、ゴール後の会場ではいっぱい会うことができました。ところが着替えようと思った瞬間、両脚に激しい攣りが!しばらくの間、靴下を脱ぐこともできませんでした。

 

なんとか着替えて、他のみんなに挨拶をして、再びマラソンバスに乗り込み一路大阪へ。普段でも夕方の中国道は渋滞するのですが、この日は事故も重なり、大阪まで3時間もかかってしまい疲れが増します。

 

銭湯で体を洗ってようやくさっぱりすることができて、近くの焼肉屋で一人打ち上げ。そのまま家に帰ってバタンQでした。

 

久しぶりに走った篠山マラソン。38回目の開催とあって大会運営もスムースでストレスゼロ。沿道でも、小学生たちの飴やチョコのエイド、野球部員たちの声援、ブラスバンドや太鼓の演奏、おばあちゃん達が孫(曽孫?)達と一緒に手を振り旗を振り一生懸命応援してくれる風景には毎度のことながら和みますね。

 

はるばる遠征して沿道応援してくれたラン仲間達にも感謝です。ところどころでヘタレそうになると声援で褐を入れてくれたのがうれしかった。

 

また、来年以降も走ってみようと思う大会でした。

 

 

 

追記

今回の補給食はずーみんはじめ、トップランナーの中でも評判のサプリを試してみました。

 

STC  IRON FORCE BAR x1(スタート前)

STC OVER BLAST NO CRAMP x 1(スタート前)

STC OVER BLAST  PREF'(ENERGY) x 4 (10kmごと)

STC OVER BLAST FINISH Last Km (ゴール30分前)

 

その他

塩タブレット x 3

2Run x 1

そして

OXY Shot 5ml  x 5 (10kmごと)

 

結果は?

STCの効果はもう一つわかりませんでしたが、Last Kmだけは効き目が実感できました。今回ゴール前で踏ん張れたのはこれのおかげです。

 

OXY(高濃度酸素水)は効果バツグン。本当にこれを飲むとすぐに意識がはっきりして、目の前が明るく感じられました。

 

熱中症・脱水対策は万全だったのですが、足攣り対策に2Runをもう少し持って行ったらよかったとちょっと反省。