今日は大阪マラソンの抽選結果が発表になり、例によってSNSでは当選落選の書き込みやコメントで賑わっています。
私はといえば、今年も落選でした.....(≧д≦)
なので、去年と同じように沿道応援するつもりです。
これで3年連続の落選ですが、世間では(大阪マラソンの場合は)エントリーの時に申告したチャリティの金額が多い方が当選する、というまことしやかな噂が以前から流れていますね。
そう言われれば、私が3年前に当選した時もTシャツを始めとするチャリティグッズにかなり奮発した覚えがあります。(しかも選んだTシャツの色はあまり人気が無くて売れ残りそうな紫色でした。)
しかしここ数年は、そんなことをしても当選確率が上がるものか、と開き直ってエントリーに必要な最低限の申し込みしかしていません。果たして落選続きなのはそのせいなんでしょうか?
大阪マラソンに限らず、エントリー代だけに注目がいきますが、実はこういった大規模な都市マラソンに出走すると、終わってみれば結構な出費になっていることに気づきます。
大阪マラソンを例に取ってみると
1)エントリー関係
エントリー代 ¥10,800
チャリティ募金 ¥1,000~
チャリティグッズ ¥4,000(Tシャツ)~(これは必須ではないので、¥0もあり)
2)交通費・宿泊費
受付 (梅田~中ふ頭往復 地下鉄利用)¥280X2=¥560
当日 行き(大阪~大阪城公園 JR利用)¥160
帰り(中ふ頭~梅田 地下鉄利用)¥280
遠方の人は、これに新幹線代やホテル代がかかりますね
3)レース中の食事
行動食(ジェルなど)+ドリンク(水・スポドリなど)¥1,000~¥2,000くらい?
(沿道の給食・給水で賄うこともできるので、¥0で済ますこともできます)
4)ウェア・シューズ代
これは人によりけりですね。記念に新しいウェアやシューズを買う人は多いかもしれません。
5)マラソンエキスポでの買い物
これも人それぞれで、大会限定グッズやメーカーブースのお買い得品などあるとついつい買ってしまいますね。
6)レース前後のメンテナンス費用
レース前やレース後に体調を整えるために、整骨院やスポーツマッサージなどに通う人も多いと思います。
¥5,000~¥20,000くらい(?)
トータルすると、少なくてもざっと¥20,000くらいはかかっていますよね。
走らない人から見ると、そんな大金を払ってまでしてシンドイおもいをする気持ちが理解できない、ということになります。
私は基本日帰りで行ける大会しか申し込まないので交通費はたかが知れてるのですが、泊りがけで遠征する人は大変な出費になりますね。宿泊費を節約するために夜中に車で出発して。レース終了後疲れた体で運転してそのまま帰るという強行軍で凌ぐツワモノもいます。
エントリーフィーが高すぎるという意見もあります。大阪マラソンなどはまあそれなりの代金ですが、確か国内で一番高いのは横浜マラソンで¥15,950だったはずです。海外の大きなマラソン大会は、¥20,000~¥30,000くらいというのがふつうですね。
大きなマラソン大会を運営するのにそれなり費用がかかるのも事実です。調べてみたら大阪マラソンの運営費は約13億円(!)だそうです。
30,000人のランナーのエントリー代だけだとたった3億円余にしかなりません。確かにこれではチャリティグッズの売り上げや、協賛企業のスポンサー代がなければどうしようもないですね。10,000人のボランティアスタッフの存在も大会運営上は必要なわけです。
そういえば、5,6年前からのマラソンブームでマラソン大会を開催したら儲かる(?)とばかりに、あちこちの自治体で雨後の筍のようにレースが開かれるようになりましたが、中にはやってはみたものの大コケした大会もあったようです。
有名なのは京都マラソンで、確か2012年の第一回大会は準備のまずさもあって約2億円の大赤字を出して、税金で補填したということがありました。(その後は運営がかなり改善されて人気の大会になっていますが。)
市民ランナーにとってはレースは練習の一環だと思って、私も昨シーズンは月に一回ペースでレースにエントリーしていました。費用の点でもそうですが、もう少し出走する大会を絞り込んだ方が記録が出やすいかもしれないと思うこの頃です。