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きのこビタミン

きのこで心もリフレッシュ

コチラはモエギタケ。

傘はうっすらとした青緑色。




ヒダは薄いムラサキ色。
暗く怪しいイメージだが、美味しいキノコである。

モエギタケ科には、ナメコやクリタケなど優秀な食菌が所属する。

その多くは
陽当りの悪い場所を好む半陰性の腐生菌だ。

このモエギタケも薄暗い森に単生していた。








別の森では、群生したクリタケを発見。


傘が開く前の理想的な状態。







ブナシメジの姿も見られた。

この個体の傘の大理石模様は控え目で、
同定しにくい。



森の中で
ひときわ大きなフェアリーリングをつくっていたカノシタ。

フランス料理では
ピエ・ド・ムトン(羊の足)と呼ばれ、よく使われるそうだ。

裏面は針状になっている。
ここに土が入り込むと、非常に取りにくい。

そのため、地面に生えたままカッターナイフ等でカットして収穫する。



収穫したカノシタがコチラ。
少し土で汚れているが、
かなり上手く収穫できたと思う。








その他
クリタケ、ナラタケ、モエギタケ、ムキタケ、ブナシメジ、ミネシメジ。

これらのキノコを使い、夕食に彩りを加える。





まずはカノシタ。
めんつゆをベースに、さっと炊く。






その他のキノコは、


塩と醤油で味付けし
ピーマンを加えて味に変化をつけた。




カノシタも炊きあがった。

カノシタの肉質は、生だと脆いが
火を通すとしっかした質感になる。
味は濃い。キノコ臭が非常に強くて旨いが、
苦手に思う人もいることだろう。





その他のキノコも上手く炊けた。
もちろん旨い。

初めてたべるミネシメジの味は
やや苦味があり独特のクセを感じたが、

少量なら美味しくいただけそうだ。

オツネンタケモドキを発見。
上から傘だけ見ると
アラゲキクラゲのような風貌。


しかし、横から覗くとしっかりと柄があり、
「あぁ、オツネンタケモドキかぁ」
と残念な気持ちになる。

キノコ通には周知のとおり、多くの図鑑では

「このキノコの肉質は革のように強靭で食用にならない。ただ、出汁取りに利用可能という。」

という記載がある。

出汁取りは、どこかから聞いた話で実体験ではないということだ。




ということで
試してみることにした。

管孔は細かく引き締まり

しっかりとしたキノコ臭がある。





本来は、一度乾燥させてから使うようだが
好天でよく乾いていたため、そのまま使用した。








10分ほど煮出してみた。



うっすらと黄金色のスープがとれた。
あまりクセのない、上品な出汁が取れた。
これに昆布や鰹の出汁を加えると、本当に良い出汁になるのだろうと思う。


出し殻のオツネンタケモドキを一応かじってみたが、
非常に堅く噛み切れる代物ではない。
図鑑の記載に納得。


   

オツネンタケモドキの出汁に
少量の味噌と醤油を加え、豆腐の他に採ってきたクリタケとナラタケを投入する。

味噌汁の完成度は高い。
オツネンタケモドキの存在感は無いが
ベースとなる出汁の旨味を支えている。



オツネンタケモドキ。
次回からも、迷わず収穫したいキノコとなった。



コチラはハチノスタケ。

ヤマザクラから立派な個体が出ていた。
思わずシャッターを切る。

柄の下の方までびっしり管孔が並ぶ。
まさに多くの胞子を撒くための器官である。






こちらは、情けない姿のスッポンタケ。
ハエたちにグレバを舐め尽くされ、その役割を終えたようだ。






コチラのキノコは同定が難しい。


傘は前日の雨で湿っぽいがヌメリはない。



柄には膜状のツバの跡があり
ムラサキ色がかっている。

おそらく、アブラシメジだろう。


フィールドにはナラタケが多く見られた。







萎びたものが多かったが、
フレッシュなものを厳選して収穫した。


秋晴れのフィールドワークはまだまだ続く。