観たかった映画が観れるのは幸せだ。 | 好きなことだけで生きられる

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観たかった映画が観れるのはいつだって幸せだ。




王兵のドキュメンタリー「青春 苦」「青春 帰」を観に行った。









半端ない上映時間だから




王兵の映画を観に行く時はいつも明るいうちに劇場に行っても映画を観終わって劇場を後にする時は大概、暗くなっている。









「青春」も良かったからパンフレットを買った。



ずっと読んでなかったから昨日読んだ。



いい。



やはり、王兵の映画は最高だ。




パンフレットを読むと更に映画の良さが整理されてより好きになる。




映画にはもちろん王兵自身は出てこないから



パンフレットでインタビュー記事とかを読むとどんなモチベーションとか方法で映画を作ったのかがわかる。




映画の予告でもナレーションで言っていたけど



「青春」ってどんな映画なのか説明すると




これは、アクション映画で、恋愛映画で、経済の映画で、そして何より青春映画。


約20分のエピソードを9つのセグメントで描き、上映時間を忘れさせ、観客を没入させ、やがてワン・ビンの視線は一つの世代全体の運命を浮かび上がらせる。


「青春」パンフレットより




で、インタビューからの印象的な言葉は、





映画や物語はしばしば、大海から1匹の魚を釣り上げるように、私たちの周りの様々な人生から一人の個人を選び、その人を世界のために立ち上がる英雄に仕立て上げます。


しかし私はそういうスポットライトの当て方は好みません。




それよりも、全ての登場人物たちが日常生活という海の中で一緒に泳いでいるのを眺めるのが好きです。



彼らが直面している個人的な苦労や、彼らそれぞれの物語にとって本質的な部分を指し示す何かを捉えたいと思っているのです。



「青春」パンフレットより





最近は何でもタイパやコスパで語られて


とにかく長い映画は劇場も上映したがらないし


観客にも敬遠されがちだ。



まるで時代に逆境するような撮り方でひたすら被写体に寄り添ってカメラを回す。




オーソドックスな撮り方で、



上映時間も目から飛び出る長い映画を


発表し続ける王兵に興味が尽きない。  




今度はどんな映画を観せてくれるのか



ますます目が離せない。






映画「青春」は、中国の経済成長を支える長江デルタ地域の織里という町の衣料品工場で働く若者たちの労働と日常を記録した、ワン・ビン監督によるドキュメンタリー映画です。過酷な労働と低い賃金、故郷への仕送りという厳しい生活の中で、彼らは仲間と語り合い、時には喧嘩し、青春を生き抜く姿が描かれています。



予告篇