自律神経のバランスが乱れているかどうか、自分でチェックできるものでしょうか?
自律神経のセルフチェックリスト
□ すぐ疲れる
□ やる気が出ない
□ 風邪をひく回数が多い
□ むくみが気になる
□ 頭痛がある
□ いつも不安
□ 気が散りやすい
□ 理由もなくイライラしやすい
□ 手足が冷たい
□ 肩がこっている
□ 緊張しやすく、ストレスを受けやすい
□ 腰痛がある
□ いくら寝ても疲れがとれない
□ 思考力、決断力が低下した気がする
□ お腹の調子が悪く、便秘か下痢の症状がある
□ 肌は乾燥ぎみで、髪もパサパサしている
交感神経と副交感神経は、1日を通して必ずどちらかが優位になっています。起床後から正午あたりまでは交感神経が優位になり、正午以降は交感神経の働きが下がり始めるとともに、18時をめどに副交感神経優位へと切り替わるのが自律神経の正常かつ理想的なリズムです。これが体内時計とリンクすることで、昼には活発に動くためにアクセル(交感神経)が、夜はしっかりと休むためにブレーキ(副交感神経)がかかるようコントロールされています。
ところが、不規則な生活習慣やストレスなどによって交感神経ばかりが優位になると、副交感神経の働きが悪くなって全身の血流が滞り、心身の興奮状態が続いてしまいます。逆に副交感神経優位な状態が続くと、意欲が上がらず、無気力感や疲労感を招きやすくなります。大切なのはトータルでのパワーバランス。どちらか一方が優位になるのではなく、両者のバランスが適切に保たれることによって、人間という車は快調に走ることができるのです。
最初に「自律神経は自分でコントロールできないもの」というお話しをしましたが、直接的なコントロールは無理でも、バランスが整うよう働きかけることは可能です。アプローチの基本は、生活習慣、適度な運動、メンタルケアの3つ。
①生活習慣
生活リズムを見直して、規則正しくすることで自律神経の働きも整ってきます。
②適度な運動
ウォーキングやストレッチなど、深呼吸をしながらでもできるような軽い運動が効果的です。
③メンタルケア
強いストレスは交感神経を急激に高め、全体のバランスも乱しますが、実はまったくストレスがない状態も自律神経を乱す原因になります。
心と体はつながっているので、まずは生活習慣などから体を変えてみることが大切です。