なぜ静かな人は「驚異的な集中力」を発揮するのか? | 好きなことだけで生きられる

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なぜ静かな人は「驚異的な集中力」を発揮するのか?


著者によれば、内向型の人は外向型の人にくらべて集中力が高いようです。それは、脳の網様体賦活系(もうようたいふかつけい)の働きの違いによっても説明できるのだそうです。

たとえば、なにかを見たとき「これ、3年前にも見たことがあるぞ」というように思い出せるのは、網様体賦活系が古い記憶を呼び起こしているから。また、赤いコートが欲しいなと思って街を歩いているとき、赤いコートを着たひとばかり意識してしまうのも網様体賦活系の働きによるもの。

内向的な人のほうが刺激に対して敏感なので、大脳皮質は少しの刺激でも過剰に覚醒しやすい構造になっているといいます。そのため、過剰な興奮を避けるために刺激を可能な限り避ける傾向があるわけです。

一方、刺激に対して鈍感なのが外向的な人。大脳皮質の覚醒が遅かったり、覚醒状態になってもすぐに覚醒が治ったりするというのです。したがって、通常の刺激では外向型はすぐに退屈してしまって満足できず、より強い刺激を求めて活動的になるようです。

このように、刺激を抑える仕組みになっているのが内向型の脳。網様体賦活系が刺激を回避して、集中力を発揮できる環境を整えているということです。(216ページより)

外向型であろうが内向型であろうが、人はそれぞれ独自の感性を持っているもの。だからこそ内向型の人も、「自分らしさ」「内向型らしさ」を失うことなく、自分だけの個性を活用しながら社会を生きていくべきなのでしょう。