「やめたいクレーマー」が抱腹絶倒で、この作品集のピークだろう。
「成瀬は信じた道をいく」(新潮社)。累計14万部超のベストセラー「成瀬は天下を取りにいく」(同)の続編。
前作同様、語り手を変えての全5編。
主人公成瀬あかりに匹敵するこじれたキャラクター呉間言実が登場する第3編「やめたいクレーマー」が抱腹絶倒で、
この作品集のピークだろうと確信したが、
続く「コンビーフはうまい」「探さないでください」はそれを次々超えてくる。
「けん玉」「琵琶湖遊覧船ミシガン」といった前作のパーツが巧みに織り込まれるのもうれしい。
以上の記事を読んで
こんなことを書かれたら内容が気になってしょうがない。
もう、読むしかない。