
ら著名人からの応援コメントも到着した。
映画の重要なキャラクターを担ったのは、ライカートが多数の牛の顔写真から一番大きな目をしているという理由で選んだ、雌牛のイーヴィー。このたびYouTubeで公開された映像には、彼女が船に乗って町にやって来る様子や、深夜にミルクを盗まれるシーンなどが映し出された。三宅は「木の実のようにごく小さな、しかし大切なものを、友人のようにこちらを信用して掌にわけてくれるような映画だ」とコメントしている。
「今年No.1の牛映画」
と予告編にいきなりテロップが出る。
今年No.1だろうがNo.2だろうが何も牛目当てでこの映画を見に行きたくなる人が何人いるのだろうか?
あくまでもケリー・ライカート監督の作品目当てであり。
作品のストーリーやテーマがありモチーフのひとつとしての牛だというのがわかっていたら
このキャッチコピーは出てこない。
もはやお笑いを通り越してギャグになっている。
最近注文の三宅唱監督やポン・ジュノ、ジム・ジャームッシュや濱口竜介といわゆる映画マニアに指示されている有名どころの名前を借りて
何とか知名度や注目度をあげようという宣伝側の魂胆が丸見えでもある。
悪気がないのもわかるから可愛いものだと斜に構えて見ているが
映画の内容はきっとそんな万人受けなんてちっとも狙う気もないただただ監督が今作りたいテーマと主題に真摯に向き合って撮りあげた一度掴まれたら観る人をいつまでも離さない真珠や宝石のような作品になっているに違いない。
難解なのは覚悟しています。
何度でも鑑賞する覚悟も出来ております。
それでもこの映画に出会うのを心から楽しみにしています。