【この習慣で対人関係はうまくいく①】
他人と心の距離を縮めるのが上手な人は、『自己開示』をしています。自己開示とは、飾らないありのままの自分の情報を相手にさらけ出す、打ち明けることです。特に、苦手なこと、ダメなところや欠点、失敗話などは、心の距離がぐんと近づきます。
自己開示をすると、「この人にもこんな一面があるんだ」「自分と同じような思いを抱いているんだな」と思ってもらえて、安心感と親近感が増すのです。
また、相手も心を開き、「実は自分も…」と、胸の内を打ち明けてくれることが多くなります。
一方、自分の印象を良く見せようと意図的に振る舞うこと、自分の長所・実績・特技・能力などをアピールすることを『自己呈示』と言います。
自己呈示をしてしまうのは、「人に弱いところを見せたら、舐められる」「本当の自分を見せたら、嫌われる」というような固定観念を強く持ってしまっている場合が多いようです。
人に良く見られたいという欲求は多少なりとも誰もが持つものですが、そこだけをアピールしても、人間関係で良い影響はあまり生まれないのです。
自己紹介では、特技や趣味などの自己PRだけでなく、自己開示も入れてみましょう。
自己開示をしていくと、そのうち自分のマイナス面だと思っていたところが不思議とそれほど気にならなくなってきます。
また、意外と他人は自分のダメなところや欠点を受け入れてくれることも分かります。
自己呈示もいいけど自己開示はもっといい。
上手く出来たことよりも出来なかったことを聞くと親近感を感じられるから。