やりたくないことをやりすぎると、「学習性無力感」に陥ります。
そんな状態から脱するためにはどうしたらいいか?
それには「眠り」が大きくかかわっています。
深い睡眠がとれないと、記憶や感情が適切に整理されません。
私の睡眠パターンをスマートウォッチで見てみると、やりたいことにしっかり取り組めているときは、「教科書に出てくるようなものすごくきれいな睡眠パターン」になっています。
でも、やりたくないことをやっているときは、睡眠パターンがバラバラで深い睡眠がまったく取れていません。
睡眠パターンがきれいになっているときは、眠っているときに無意識が記憶を適切に整理しているということ。
でも、睡眠パターンが乱れてしまうと、記憶や感情が適切に整理されずに散らかったままになってしまうのです。
深い睡眠とともに、本当にやりたいことが見つかります。
眠っている間に無意識が適切に記憶を整理してくれると、記憶は不思議と美化されます。すると「やりたくないこと」と思っていたものが電気ショックではなくなり、睡眠パターンが整ってきます。
「あれ? 私のやりたいことってこれかも!」とやりたいことがどんどん浮かんでくるようになります。
学習性無力感に陥っていた記憶も美化されるから、自由にやりたいことに取り組めます。
「これがやりたいかも」と思ったら、気軽に挑戦できる状態です。そして挑戦しているうちに、別のやりたいことが見つかったら「こっちもやってみたい!」と躊躇なく取り組めます。
いくつも同時にやりたいことをやっているうちに、そのやりたいことの中に共通点が見つかり始めます。
そうした体験の情報が、眠るうちに適切に整理されていき、「本当のやりたいことはこれだったんだ!」というものが見つかるのです。
なかなか深い睡眠がとれていない、という方は寝る前に考えるのをストップして、「眠っている間に無意識に任せよう」と思ってみてください。それだけでも眠りの質が変わってきます。
無意識が眠りの中でしてくれる記憶の整理は本当にすごい。フットワークを軽くするだけでなく、本当にやりたいことを見つけてくれるのです。
【人気カウンセラーが教える】「やりたいこと」がわからなくなったらどうすればいい?
こちらの記事より抜粋させていただきました。