
映画「静かな雨」(2019)を観ました。
あらすじ
大学の研究室で働く行助は、片足に障害があり、いつも足を引き摺ってゆっくり歩いている。そんなある日、彼は、たいやき屋を営む女性こよみと出会い、少しずつ距離を縮めていく。しかし、事故に遭ったことが原因で、新しい記憶を1日しか留められなくなってしまうこよみ。その日あった出来事も、翌日になれば忘れてしまう彼女と、行助はそれでも一緒に生きていこうと決意する。
ネット記事より
大学の研究室で働く行助とたいやき屋のこよみの物語。
出会ってから順調だった。
行助は事故に遭い記憶を1日しか留められなくなったこよみを愛し続けることができるのか?
毎朝同じ言葉をなげかけられ、晩飯には嫌いなブロッコリーを食卓にだされる。
昔の恋人のことは覚えているのに昨日あったことは忘れてしまう。
行助がこよみにいらだちをぶつける。
行助の言葉にショックを受け部屋を飛び出すこよみ。
台所のこよみの書き置きは行助の嫌いなものや好きなもののことばかり。
言い過ぎたことを反省しこよみを追いかける行助。
なかなか見つからない。
明け方前、川べりでようやくこよみを見つける。
こよみとふたりで前を見つめる。
ラストは店の横のベンチで仲良くたいやきを食べるふたり。
二人の演技が上手だったからか全編見るつもりはなかちどたのに見せられてしまった。
中川龍太郎監督作品はこれが初めて。
何もない日常を魅力的に見せる監督だ。
「四月の永い夢」(2017)が話題になった時に見ようと思っていたが見ず仕舞いになっていた。
これをきっかけに他の作品も見てみたい。
愛することは相手に要求するのではなく相手を受け入れてあげること。
今回の二人に教わりました。
映画を見ていると無性にたいやきが食べたくなるのでたいやき宣伝映画でもあるのかもしれない。