
映画「ア・ゴースト・ストーリー」(2017)を観ました。
映画紹介
A GHOST STORY / ア・ゴースト・ストーリー
A GHOST STORY
監督:デヴィッド・ロウリー
出演:ケイシー・アフレック、ルーニー・マーラ、ウィル・オールドハム、ソニア・アセヴェド、ロブ・ザブレッキー、リズ・フランケ
ジャンル:ラブストーリー, ファンタジー
2017年
アメリカ
92分
音声:英語5.1ch ※Fire TVアプリ以外で視聴の場合は2.0chになります。
字幕:日本語
G
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ギレルモ・デル・トロ監督が絶賛 幽霊となった男が残された妻を見守る美しくも切ないファンタジー・ラブストーリー
オススメポイント: 『さらば愛しきアウトロー』(2018)のデヴィッド・ロウリー監督が、『セインツ-約束の果て-』(2013)でも組んだケイシー・アフレックとルーニー・マーラを主演に描いた美しくも切ないファンタジー・ラブストーリー。2017年のサンダンス映画祭でプレミア上映されて高い評価を受け、2017年ドーヴィル・アメリカン映画祭2017で審査員賞、国際批評家賞、新人賞、第21回ファンタジア国際映画祭ケベック批評家協会賞、第50回シッチェス・カタロニア国際映画祭撮影賞、カルネー・ホベン賞などを受賞。ギレルモ・デル・トロ監督が絶賛したことでも話題となった。
あらすじ: アメリカ・テキサスの郊外、小さな一軒家に住む若い夫婦のCとMは幸せな日々を送っていたが、ある日夫Cが交通事故で突然の死を迎える。妻Mは病院でCの死体を確認し、遺体にシーツを被せ病院を去るが、死んだはずのCは突如シーツを被った状態で起き上がり、そのまま妻が待つ自宅まで戻ってきた。Mは彼の存在には気が付かないが、それでも幽霊となったCは、悲しみに苦しむ妻を見守り続ける。しかしある日、Mは前に進むためある決断をし、残されたCは妻の残した最後の想いを求め、彷徨い始める…。
ジャイホー映画紹介ページより抜粋
シーツを被ったゴーストの姿が何とも言えず記憶に残ります。
若い夫婦の夫が家の前で亡くなります。
交通事故です。
夫の遺体に被せたシーツが浮き上がり歩いて自宅に戻り妻を見つめる日々が始まります。
と言ってもただ見るだけで何もできないのですが。
その姿がなんとも切ない気持ちを起こさせます。
妻はやがて家を出ていき、残されたゴーストとなった夫は妻が柱に残した手紙を取り出そうとします。
そしていろんな人物に会う。
時代をまたいで。
とうとう家が壊されて。
念願だった妻の手紙を読めた後に、とうとう夫はあの世に旅立ちます。
こういう話です。
映画の最初に二人で仲良く家で過ごすシーンもあり、いざ片方が亡くなってしまいその生活が二度と手に入らないことを思うとただただ愛する人と過ごせる時間の大切さを感じます。
夫がゴーストとなって妻を見つめるシーンは、残された者も先に逝かなくてはならなかった者もお互いが感じているつらさが迫ってきます。
大切なものはいつだって無くなってから気づくもの。
それはきっとすべての生きる者に当てはまる貴重な教訓だ。
物言わぬゴーストがそう教えてくれた。
大切な人との関係を失わないようにと。