
映画「プティ・カンカン2/クワンクワンと人間でないモノたち」を観ました。
以下紹介記事です。
プティ・カンカン2/クワンクワンと人間でないモノたち
COINCOIN ET LES Z'INHUMAINS
COINCOIN AND THE EXTRA-HUMANS
監督:ブリュノ・デュモン
出演:アラヌ・ドゥラエ 、リューシー・カロン 、ベルナール・ブリュヴォスト、フィリップ・ジョレ 、ジュリアン・ボダール
ジャンル:ミステリー, ドラマ
2018年
フランス
217分
音声:フランス語
字幕:日本語
© TAOS FILMS - ARTE FRANCE – PICTANOVO - 2018
2018年カイエ・デュ・シネマ誌ベストテン第2位 鬼才ブリュノ・デュモン監督が前作以上のスケールと奇妙さで放った怪作
あらすじ:大評判となった『プティ・カンカン』【2022年5月7日~7月5日再配信】から4年、デュモン監督は前作と同じ村に同じキャストを再結集させ、前作以上に奇妙でスケールの大きな怪事件にお馴染みの面々を巻き込んでいく。シュールな展開もブラックなユーモアもさらにエスカレート、宇宙人やゾンビも飛び出すSFホラーの世界へと暴走し、ラストには想像を絶する感動が待ち受ける。2018年「カイエ・デュ・シネマ」誌ベストテン第2位。
今回も4話のミニシリーズを1本にした映画版。物語は猟奇連続殺人が未解決のままの4年後。内容は『ツイン・ピークス』どころか、『ボディ・スナッチャーズ/恐怖の町』や『プラン9・フロム・アウタースペース』から、フェリーニや大林宣彦作品のような迷宮界へと突入していく。成長したカンカンのあだ名はクワンクワンとなり、彼のガール・フレンドだったイヴは今では農場で働く女性と付き合っている。
村は相変わらず停滞し、やることがないクワンクワンは右翼政党の手伝いをしている。その頃、村の各地に空から謎の黒い液体が落下、鑑識はそれを地球外生命体と認定した。やがて、謎の光が村人たちを襲い、襲われた村人は肛門から自分のクローンを産んでいく。クローンが増える中、憲兵隊長とその部下は今回もまた、的外れな捜査ばかりで事件の核心にはまったく迫れなかった…。
【配信期間:2022年6月17日~8月15日再配信】
「ジャイホー」映画記事より
217分の上映時間は長いので2日に分けて視聴しました。
前作から4年新たな物語は地球外生命体やゾンビまで飛び出し予測不可能。
それでいてもついついバカバカしい物語の先が気になり見るのがやめられませんでした。
この何だか多幸感に満ちたラストはフェリーニの8 1/2へのオマージュか。
なんにも問題は解決していないのに物語は終わってしまいます。
それでも出てくるキャラクターや起こるあれやこれやがこの監督のこの作品でなければ出会えなかった数々だと思うと面白いものが見れて満足している自分がいるのが不思議です。
益々目が離せない監督の一人です。
ブリュノ・デュモンは。