世田谷文学館で4月9日から7月3日まで行われているヨシタケシンスケ展に行ってきました。
会場は、世田谷文学館の2階でした。
立体の創作物や膨大なスケッチ、絵本の下書きなどなど。
盛りだくさんの展示物が飾られていました。
とにかく圧巻だったのは、2000点にわたるスケッチの展示でした。
日々手帳に書き溜められたスケッチが上からシタまでびっちりと展示されている景色はただただ圧倒されました。
アイデアの源となるそのスケッチはしっかり保管されているそうです。
もう上の方も下の方も見ることはできませんでした。
ヨシタケシンスケの絵本の人気からか子供からお年寄りまで会場に来ていました。
人気の高さが伺えました。
とにかくここまで幅広い層に指示される原因はただ子供のためだけに描かれた内容ではないからだと思います。
新刊の「かみはこんなにくちゃくちゃだけど」も
とかくないものに意識が行きがちなのを
あるものにも目を向けてみようと気づかせてくれました。
常識にとらわれずに物を見つめる見方や、
困った時の発想の転換が得られることが人気が衰えない秘密かもしれません。
会社員が半年しか続かなかった時は今のこの活躍は思い描けなかったかもしれません。
その作品からは人と同じである必要はなく、特技を活かしながら自分の生きる道が必ずあることを教えてくれているようです。
ローマは一日にして成らず。
デビュー前から書き溜めたスケッチも1万枚を越えているそうです。
思えばメモを通してずっと1人大喜利をしていたのではないか。
こんなのあったら面白いなとか。
その蓄積の一枚一枚が今日のヨシタケシンスケを作り上げているのかもしれません。
ヨシタケシンスケは一日にして成らず。
メモすることの大切さと楽しさを教わりました。
ヨシタケシンスケ展に行けてそんなことを感じました。