昨日人生が与えるレモンをレモネードにかえることわざを紹介しました。
その日、仕事が終わってから翌日見る予定の映画の予約をするつもりが前売券を忘れて予約に行けなかったことを書きました。
その体験をレモンに例え。
大変でももう一度戻って前売券を持って映画館に戻ることをレモネードに例えたつもりでした。
でも、本当のレモネードは思わぬ形で訪れました。
予定通りに無事に朝からの仕事を夕方に終えました。
とりあえず、昼飯もまだでしたので持ってきたパンを食べました。
外はいきなり冷たい雨が降り出しています。
霞が関から保谷まで池袋経由で帰ってから前売券を持って、新宿まで戻らなくてはなりません。
確か、映画館の受付は19時45分まで、今からだと2時間ちょっとしかありません。
とりあえず電車に乗り、保谷駅で降りて傘をさしながら自転車で家に戻りました。
激しい雨に濡れてしまいました。
18時10分頃に着きました。
出るは、20分後の18時30分。
それを過ぎると受付時間に間に合いません。
寒かったので風呂に入りました。
家を出る時間になってもぐだぐだしていました。
実はその日は、渋谷のユーロスペースに21時00分から始まる短編映画「カウンセラー」を見るために予約もしていました。
今度はそのために家を出る時間が1時間後にせまって居ます。
晩ごはんは大好きなハンバーグでした。食べてたら間に合わなくなりそうなんだけど、そう思った次の瞬間、食べ始めていました。
時間がせまってきました。
満腹感にしっかりと腕をつかまれてしまい動けなくなっていました。
ゲストで清水崇監督との対談もあったのに。
しっかり、鑑賞料金も払ったのに。
いったん家のぬくもりを感じてしまうと雨の中出ていく気力がそがれました。
若干行けなかった後悔の念も感じながら布団で横になっていました。
妻がそばにきていろいろと仕事のことを聞かれました。
朝の仕事に日中の仕事、夕方の仕事に夜の仕事。
土曜日の仕事のことを聞かれるままに話ました。
もちろん妻も平日はしっかり朝から夕方まで働いております。
以前から仕事を誰か他の人に頼めないかと働きすぎでなかなか休めない夫の身体のことはいろいろと気遣ってくれました。
ひとしきり、話を聞いた妻がなんと仕事を手伝ってくれると言ってくれました。
朝の仕事と週三でやっている夜の仕事を代わりにやってくれるそうです。
寅さんが満男に生まれてきて良かったと思える、その一瞬のために生きてるんじゃないのというセリフがあります。
なるほどとは思いましたがそうそう生まれてきて生きて良かったと思える一瞬に思い当たりませんでした。
でもその時は違いました。
これがそうかもと
もしかしたらこれがレモネードかもしれないと
素直に思いました。
とりあえず、連休明けの火曜日の朝から妻に手伝ってもらえそうです。
一緒に現場に行って説明するところから始めます。
まずは体力気力を取り戻すところからと夫を気遣う気持ちがありがたいです。
人生が、あなたにレモンを与えるなら、それでレモネードを作れ。
自分で作らずにレモネードが与えられることもあるなんて。
♪ああ 心に愛がなければ〜
スーパーヒーローはまさかの妻でした。
妻に勝る宝なし。
最強の味方がそばにいてくれました。
CMでもさかんにそこにあるかを問われましたが
ここに愛はあるんどす。
家のおかみさんはたくましい。
おかげで早く健康を取り戻せそうです。