結局、ハマったのは向田邦子作品。
去年、1311冊読んだ中での決論が向田邦子だったみたいです。
没後40年だそうで、にわかに盛り上がったりして、出版物もでているみたいです。
向田邦子ファン倶楽部会長としては、向田邦子の作品のファンが増えることは喜ばしい限りであります。
もっと人生に向田邦子を。
男の情けなさ、女のズルさ。
男の頼りなさなさ、女のたくましさ。
その作品世界に触れたらいままでの固定概念が崩され人間の醜いところやかわいいところを見せられて少し大人になった気分を味わえます。
向田邦子のエッセイや小説も魅力的ですが、ぜひ、テレビドラマの世界にも触れて欲しいです。
「寺内貫太郎一家」乱暴なだけじゃない思いやりが時に滲み出てしまう頑固親父と家族のドラマをはじめ、
「あ・うん」「幸福」「阿修羅のごとく」「蛇蝎のごとく」と人間の愚かだけど愛しい姿があちこちに見受けられます。
その濃厚なドラマは一度見たら忘れられない何かを心に残してくれます。
ドラマでしか表現できない向田邦子作品の素晴らしさを味わえます。