「孤狼の血レベル2」を観ました | 好きなことだけで生きられる

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映画「孤狼の血レベル2」を観ました。



前作の「悪い刑事に見せかけながらも、弱い人を守る」 あの人情や志というドラマではなくなってしまいました。ここの部分でストーリーに深みが出て僕的に凄く良かったんですよね。それが薄くなったのはちょっと残念です。さらに、役所広司さんや真木よう子さんの不在。この二人のインパクトがいかに偉大だったか!そう感じずにいられません。 


「色々としんどい」孤狼の血 LEVEL2 CINE LADAさんの映画レビュー(感想・評価) 


前作「孤狼の血」の続編です。

白石和彌監督が前作に続いてメガホンを取りました。

全くもって最初から最後まで何をやっているのか理解出来ずないうちに終わってしまいました。

刑事役の松坂桃李が一応主役になるのでしょうか。

ヤクザの組同士が抗争にならないように間を取り持っています。

前作で役所広司がやっていたことを役所広司亡き後に引き継いだみたいです。

で仲を取り持たれていた組の亡くなった親分の仇を取るために鈴木亮平が暴れ回るみたいな話でした。

松坂桃李から鈴木亮平の組にスパイで入りこんでいたなんとか虹郎はバレて殺されます。

姉ちゃん役のなんだら七瀬の住む借家のニワトリ小屋に死体を放置されます。

目玉くり抜かれて。

鈴木亮平が殺す相手の目玉を必ずくり抜きます。

この顔がホラーです。

最後、松坂桃李と鈴木亮平のバトルがあり、

一応、鈴木亮平捕まりますが松坂桃李に拳銃で顔面撃たれます。



なんだろうな。

2時間近く映画につきあわされて

刑事とヤクザの格闘みせられたのはわかりますが心に残るものが何にもありませんでした。

白石和彌監督作品は、2013年の「凶悪」が面白くて

凄い監督が出てきたなと注目していました。

2016年「日本で一番悪い奴ら」が最悪でした。

2017年「彼女がその名を知らない鳥たち」はなかなか面白かったです。

この監督、当たり外れがあります。

で、今までの作品は劇場で観たのですが、2018年公開の「孤狼の血」は劇場では観ませんでした。

別にヤクザ映画に興味がある方ではないので。

で、公開の翌年にレンタルDVDで観ました。

まあ、普通でした。

今回の「孤狼の血レベル2」も何かやたら評判が良いのですが劇場に行かなくて大正解でした。

こんな調子だと白石和彌監督作品を益々嫌いになりそうです。


役所広司の代わりは松坂桃李にはまだ無理だったし、

鈴木亮平にも無理だったし、

役者の演技もステレオタイプだつたし、

ストーリーも原作を無視してオリジナルにしたわりには面白くてなっていないし、

斎藤工の演技は相変わらず棒だったし、

客も入ったみたいだし、

日本アカデミー賞でも最多受賞みたいだけど、

こんな映画見せられたら客はもっと怒らないといけない。

続きがあるかはわからないけど

もう白石和彌監督でヤクザ映画は辞めたほうがいい。


星取り一回目でまさかの盟友の作品。「Vシネマならベストワン」と白石作品を評した人がいたが、今回もそれ以上の言葉が見つからない。敵は韓国映画というのは分かる。ただもう少しうまく嘘をついてくれないと。主人公ひとりで三年も広島ヤクザの抗争を抑えているなんて。しかも主人公を陥れるために警察が殺人鬼を野放しにしておくなんて。褒めてる人はその嘘に乗れたのか。小さな本当を積み重ねて、大きな嘘をつくのが映画じゃないのか。本物のベストワンを目指して欲しいと切に。

井上淳一(キネ旬Review)

役所広司の存在だけでもっていた前作。期待はほとんどしてなかったのだが、美術や衣裳の粗さが目立った前作に対して、続篇は随分マシという印象。ただカットを割らないと涙ひとつこぼせない女優を起用せざるをえないところに大型映画の限界がチラつく(第一スナックのママに見えない)。吉田鋼太郎をあれだけ滑稽なキャラクターに仕立てる意味もよくわからない。「アウトレイジ」シリーズ意識しすぎと言ったところか。白石和彌はいつも、頑張ってるね、という感じの映画を撮る。

河野真理江(キネ旬Review)