
第21回東京フィルメックスにて上映されました。
実際の上映ではなくて、
ネット配信で観ることができました。
『日子』は、難病を患った男(李康生、リー・カンション)とラオス人青年の生活と交流の様子を映像に収めた作品だ。 殆どの場面でカメラは人物たちが1人で行動している時間を撮影しているため、台詞はほとんどない。
Web記事から
ほとんどセリフもありませんし、
監督の意図で字幕もありません。
監督は、きっと、映っている映像がすべてで、
そこに集中しろといいたいのではないかと思いました。
ほとんど寝てるだけ
料理しているだけ
マッサージしてるだけ
オルゴールプレゼントしているだけ
オルゴール聴いているだけ
歩いているだけ
首の治療をしているだけ
と
潔いくらい
ただそれだけの行為が
たんたんと
流されます。
かといって
それが
つまらないかというと
そんなことはなく
何かが起こるのではないかと
期待も含めて
つい画面を見つめてしまうのです。
2時間7分後上映時間も、
なんかいつの間にかもう2時間も
たってしまったのという感じです。
『日子』は2013年の『郊遊 ピクニック』に続く、蔡による実に7年越しの長編劇映画である。事前に用意した脚本が存在せず、カメラを回してはその結果を吟味し、そしてまたカメラを回す、という形で長期に渡って撮影された。
それは、このような脚本を用意せずに
カメラを回しては吟味しながら
長期に渡って撮影されたという
スタイルが
今回の映画の独特な雰囲気を生み出すのに
役立っているように思います。
映画の可能性を拡げてくれるような作品ではないでしょうか。
現在、12/6(日)23:59まで、東京フィルメックスのサイトにて、オンライン配信をしています。