
2018年 ベトナム
2019年10月公開
観たいと思っていて、
観に行けなかった映画です。
解説
北ベトナムの富豪のもとへ嫁いできた14歳の第三夫人を主人公に、彼女を取り巻く愛憎や悲哀、希望を、美しく官能的につづったドラマ。ベトナムの新鋭アッシュ・メイフェア監督が自身の曾祖母の実話をもとに描き、世界各地の映画祭で数々の賞を受賞した。19世紀の北ベトナム。14歳の少女メイは、絹の里を治める大地主の3番目の妻として嫁いでくる。一族が暮らす大邸宅には、唯一の息子を産んだ穏やかな第一夫人と、3人の娘を持つ魅惑的な第二夫人がいた。まだ無邪気だったメイは、この家では世継ぎとなる男の子を産んでこそ“奥様”になれることを知る。やがてメイも妊娠し、出産に向けて季節が流れていく中、第一夫人も妊娠していることが判明する。同じ頃、メイは第一夫人の息子ソンと第二夫人のある秘密を知る。出演は「青いパパイヤの香り」のトラン・ヌー・イェン・ケー、「クジラの島の忘れもの」のグエン・ニュー・クイン。
「映画.com」より
美しい自然を背景にして、
富豪のもとに嫁いできた14歳の第三夫人メイの目を通して人々の人間模様が描かれます。
やがて妊娠し出産するメイ。
産まれて来た子供は。
美しく圧倒的な自然の中で
営まれる人間の生きざまは
時に喜び、
時にあまりに愚かで悲しいものがあることを
静かに
伝えてくれます。
1985年生まれのベトナムの
アッシュ・メイフェア女性監督は、
実に魅力的な映画を撮ってくれました。
映画を観ている時間は、
まさに夢のようなその世界から
目が離せませんでした。
いつまでも観ていたい気にさせられました。
まるで、
映像を観て酔っぱらうかのような
気持ちにさせられました。