「はちどり」に思うこと | 好きなことだけで生きられる

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韓国映画「はちどり」を見ました。

2018年の作品です。

はちどり』(原題:벌새題:House of Hummingbird)は、2018年に公開された韓国ドラマ映画キム・ボラの長編映画監督デビュー作。主演はパク・ジフ。第69回ベルリン国際映画祭ジェネレーション14プラス部門インターナショナル審査員賞グランプリ受賞作日本では2020年6月20日に公開

ストーリー

1994年韓国ソウル。14歳のウニ(パク・ジフ)は、両親、姉、兄と集合団地に暮らす中学生。学校に馴染めず、別の学校に通う唯一の友達で親友のジスクと遊んだり、男子学生のジウンや後輩女子のユリとデートをしたりして過ごす日々。小さな餅屋を切り盛りしている両親は、子どもたちの心の動きと向き合う余裕がない。父は長男である兄のデフンに期待を寄せていたが、デフンは勉強のストレスやプレッシャーを親には内緒にしているウニへの暴力で発散している。自分に無関心な大人に囲まれ、孤独な思いを募らせるウニ。

ある日、ウニが通う漢文塾に女性教師のヨンジ(キム・セビョク)がやってくる。自分の話に耳を傾けてくれるヨンジに、ウニは心を開いていく。ヨンジは、入院中のウニを見舞いに訪れ、「誰かに殴られたら黙っていてはダメ」と静かに励ます。

ある朝、聖水大橋崩落の知らせが入る。それは、いつも姉が乗るバスが橋を通過する時間帯だった。ほどなくして、ウニのもとにヨンジから一通の手紙と小包が届く。

Wikipediaより




14歳のウニが揺れ動く、時にムチャをしながら必死に生きる姿を見せてくれます。

5人家族。両親は店の仕事が忙しい。高校生の姉は、塾をさぼって男友達と遊び歩いて父親に怒りをかっています。ソウル大学を目指す中学生の兄は高校受験を控えてイライラしています。

ウニ自身も男友達や違う学校の友達と過ごしますが、その心変わりにとまどいます。

誰も信用できないと思っていた時に通っている漢文塾の教室の前で見慣れない女性を見かけます。

それが新しい漢文塾の教室ヨンジでした。

ヨンジは初めてウニとまともに対峙してくれた大人でした。

ヨンジの話に耳を傾けて、率直な意見を言ってくれました。

ヨンジはウニに大切なことを教えてくれました。

監督のキム・ボラは、自身のメッセージをこのヨンジに託したとインタビューで言っていました。

監督自身の体験を元に作られたこの映画は、14歳の少女の日常を表現したこの作品は、見る人に自分の体験を思い出させてくれるようです。

たった一人の自分と本当に向き合ってくれた人との出会いが、ウニに自信を与えてくれたようです。

ラストは、ウニがヨンジからもらった手紙の内容を思い出しながら自分と同じ学生を眺めながら映画が終わります。

ヨンジとの出会いで今までより少したくましくなったウニは、これから少しずつ世界の美しさに気づいていくことでしょう。

鑑賞後もいつまでも心に残る作品のひとつになりました。

映画予告編