1997年、天才ロボット工学博士オ・ローラは、チェコからの一時帰国の際、PK財閥の後継者である夫が死亡したと知らされる。
さらに結婚を認めていなかった義父ナム・ゴンホに、後継ぎとして息子ナム・シンを奪われてしまう。
失意に沈むローラはチェコに戻り、息子にそっくりな人工知能ロボット、ナム・シンⅠを作り上げ母子として暮らすことに。
そして2004年にはナム・シンⅡ、2015年にはナム・シンⅢを誕生させるのだった。
そして現在、韓国でゴンホのもとにいる本物のナム・シンは、会社を継ぐ意思もない問題児となっていた。
母を捜しにチェコに向かったシンは、ソ・ジョンギル専務の陰謀により事故に巻き込まれる。
事故現場で動転したローラを見たナム・シンⅢは、彼が本物のナム・シンであることを知ってしまう。そして運命の歯車が動き出し―!?
わがままな御曹司と心優しいロボットという2役を演じた、ソ・ガンジュンに惚れてしまうファンタジーラブコメ!
ソ・ガンジュン演じるナムシンというロボットがリアルに欲しい!!という女性が続出。
笑えて胸キュンするラブコメと思いきや、感動で涙するシーンも多くとてもいい作品。
笑って泣ける最高のおすすめラブコメです。
WEB記事より抜粋
ソ・ガンジュンの一人二役の演技がドラマを盛り上げてくれます。
財閥三世のわがままな御曹司人間ナムシンと、泣いたら抱き締めるなど人間的な機能を搭載されたロボットナムシンⅢ。
見るからに雰囲気からして違って見えるほどに役者のソ・ガンジュンは違いを演じわけていました。
それだけでも見所ですが、ヒロインには格闘技選手の道を絶たれた警備員のカン・ソボン。
人間とロボットに垣根を越えて惹かれ合う二人の運命が気になります。
PKグループの会長の座をめぐる陰謀が張り巡らされているなかで話が進んでいきます。
その存在を良く思わない人間ナムシンがナムシンⅢを操り、会長を殺そうとしたり、ソボンの首を締め上げたりとロボットとして操作する人間の悪意に利用されてしまう弱点も明かされていました。
人間ナムシンが事故から生還したらローラーからキルスイッチでその存在を抹殺されようとしていたナムシンⅢの存在の行方は。
PKグループの会長の行方は。
心を通わせたロボットナムシンⅢとカン・ソボンとの恋の行方は。
最後までその展開に目が離せません。
人間でも大切な心を失えばロボットみたいになり、ロボットも大切な心のようなものを感じられれば人間らしくなれるということ。
もしも、大切な人間性を失ってしまった時に、より純真な存在がそのことに気づかせてくれること
それを教えてもらえた気がします。
今後、世界的にAIが発達してより便利な世の中になっていくことでしょう。
それでもそのときに大切なのは、AIを使いこなす人間の方であることだと思います。
ナムシンⅢは、カン・ソボンだけではなく、見る人一人ひとりに人間であることがどういうことかを問いかけてくれているのかもしれません。
目の前で誰かが涙を流している時に、ちゅうちょなく抱きしめてあげられているか? と。
君も人間か? と。