「江南ロマン・ストリート」に思うこと | 好きなことだけで生きられる

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韓国ドラマ「江南ロマン・ストリート」を見ました。

2017年から2018年の作品です。

あらすじ

ヒョンソプとジョンエ夫妻は子供たちを独立させ、気楽な老後生活を送る予定だったが、子供たちが同時に家に舞い戻ってくる。長男ソンフンは仕事をクビになり、義理の祖母とその孫まで連れて、次男ソンシク夫妻は、家の保証金が払えず転がり込んできた。三男のソンジュンは、海外勤務から帰国し、長男が連れてきた義祖母の孫ドンヒと再会。
そんな中、向かいの家にヒョヌという一見さわやかな青年が引っ越してくる。しかし、ヒョヌは自分の人生を台無しにされたヒョンソプに復讐するため、意図的に近くに引っ越して来たのだ。彼が引っ越して来てから、江南の街では不可解なことが次々と起こっていく。そして、父ヒョンソプが隠そうとしている過去や、ドンヒの出生の秘密が明かされ、ハン一家はピンチに立たされる…?

webページより



いや~面白かったです~韓国で大人気だったのこのドラマですが、平凡な一家庭だったハン・ヒョンソプ(キム・チャンワン)一家が、向いに引っ越ししてきた親切そうな隣人イ・ヒョヌ(人生タダより怖い物は無い)に嵌められ狂わされていくという物語ですが、結構嵌ってしまいました。

この青年イ・ヒョヌ(キム・ジェウォン)は引っ越して来て、最初は何かと親切で外ではニコニコして好青年なんですが、家に帰ると身にまとう雰囲気がガラッと変わり、ハン・ヒョンソプに貰ったキムチをそのままゴミ箱に捨てる等、二重人格がよく表れていましたね。(まあ、それなりに訳アリだったんですが)

兄から二億ウォン(二千万円)の借金を背負わされたオ・ドンヒは、ひょんなことからキムPDに拾われて(借金を返す為ですが)FGCに入社することになって、あれよあれよという間に作家の道を歩んでいて、人生は何があるか分かりません。

一方うだつの上がらないハン・ソンフンはペンギンに騙され、さらにまたペンギンに騙されるという快挙を成し遂げ(詐欺だって気づけよ!)しかもあのビラを担保に金を限度額まで借りてしまい、さあ、大変!しかし、三人寄れば文殊の知恵、家族で知恵を出し合い何とか危機を逃れます。
それはまた、ハンソンジュンの家族への思いがよく表れていた場面でもありました。

ドラマの内容は、ハン・ソンジュンの父ハンヒョンソプへの愛(光)とイ・ヒョヌの父への愛(陰)の対比が見事に表現されており、同じ兄弟なのに家族に対する思いが全く違う所が印象的でした。

もしかするとイ・ヒョヌもハン・ヒョンソプに引き取られていたら、復讐なんて考えなくても済んだかもしれません。でもそれでは、ゴールデンストリートのイ・ヒョヌは居なかったかもしれませんね。

そんな心を閉ざしたイ・ヒョヌの心の傷がハン・ジョンウン(イ・スギョン)によって癒され変わっていく所がよかったです。

親子とは何か?兄弟とは何か?教育とは何か?色々考えさせられました。こういうテーマを織り交ぜながら作られているところが韓国ドラマの面白い所なのかもしれません。

「韓国ドラマ.com」より




最後は、

クァンジンは刑務所に収監され自分の過ちを悔い、ドンヒに許しを求めるのです。

またそれだけではなく、ドンヒに「娘のミジュをよろしくお願いする」と涙を流しながらお願いします。

クァンジンの自白で刑務所から出所することになったヒョヌは、許しを求めるヒョンソプ に

「誰のために復讐したか分からないし、むしろ傷つくことなく育った弟に対して感謝してる」

と気持ちを伝え許してもらうのです。

その後、ソンジュンとドンヒはみんなの祝福の中で結婚式を挙げます。

ジョンウンは、ヒョヌと一緒にニューヨークに行くことになった様子が描かれ幕を閉じました。

web記事より





まさにミステリアスであり、家族の絆を問うストーリーでした。

ヒョヌは父の怨みをはらすためにヒョンソプ一家に様々な悪事を仕掛けますが、探していた弟をヒョンソプが立派に育ててくれていたことでいままでの怨みは気持ちが消えていきます。

ドンヒも自ら脚本家になる夢を果たし、出生の秘密が明らかになり、晴れてソンジュンと結婚することができました。

親は、子供が一人前になるまで結局振り回されること。

犯した罪は償わされること。

怨みをはらしても心の平安は得られないこと。

子供は産みの親より愛情を持って育ててもらった親をより大切にしたいと思うこと。

失っていた兄弟の関係を回復することは何より人生に満足感を与えてくれること。

などなど

親子とは、兄弟とは、あと教育とはなど

いろいろなことを考えさせてくれるドラマでした。