「この恋ははじめてだから」に学べたこと | 好きなことだけで生きられる

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韓国ドラマ「この恋ははじめてだから」を見ました。

2017年の作品です。

番組内容

IT企業の社員ナム・セヒ(イ・ミンギ)は38歳のどこにでもいるサラリーマン。性格にくせがあり、人やお金にあまり興味がない独身主義者。働き始めた頃に将来を考え家を購入したが、今はローン返済に苦しめられる生活を送っている。一方、30歳独身ユン・ジホ(チョン・ソミン)は名高いソウル大学卒の高学歴女子。脚本家の夢をあきらめられず、安月給の補助作家としてかれこれ5年働いている。一緒に住んでいる弟ができちゃった結婚をすることになり、居場所がなくなってしまったジホは家を出る羽目に。そんな二人がひょんなことから一つ屋根の下で暮らすことになるのだが…。

web記事より




持っているものといえば多額のローンの残ったマンションだけの家主と、契約金もろくにないまま急に引っ越さなければならなくなってやって来た借主の同居からはじまり契約結婚に至るラブコメ。

契約結婚ものといえばロマンチックな夢物語的なものが思い浮かぶかもしれませんが、このドラマは若い世代の過酷な環境を背景に、静かに深く、結婚とは何かを考えて行く物語になっています。

ラブコメのかたちをとっていますが、ドタバタとしたところはなく、無理な笑いをとろうとはせず、主に登場人物のキャラが醸し出す、クスッとするような笑いをちりばめる程度にとどめ、
詩や映画の引用や、モノローグを多用することにより、大事なものの本質を見極めようとする、落ち着いたラブストーリーになっています。

派手なところは全くないし、理屈っぽいと言えば理屈っぽいので、一般受けしない作品かもしれませんが、私にとっては、ツボをピンポイントで突いてくる感じで、すごく心を動かされたドラマでした。

主役を演じているのは「ダルジャの春」のイ・ミンギと「イタズラなKISS」のチョン・ソミン

フレッシュな魅力を見せてくれたこの二人もすっかり落ち着いた演技を見せてくれるのですが、魅力はそのままです。

繊細な表情演技で、かなりリアルな感じの女の子を演じるチョン・ソミンに対し、漫画の主人公のような世捨て人のような生活を送るキャラを演じるイ・ミンギ。

この2人、とっても相性がいい感じに見えます!
主人公2人がひとつひとつ、難題を解決していくのですが、その過程はとても共感が持てて、とってもいいカップルだと思いました。

そして視聴者もまた、自分が結婚しているしていないにかかわらず、結婚ってなんだろう、と考え、他人と生きるということの意味を考えることになるドラマだと思います。


原題は「この人生ははじめてだから」だそうです。

まさに、ところどころで詩や映画からの引用されたモノローグがドラマに深みを与えてくれていました。

いくつかの感動したシーンやセリフの中の

下記はそのひとつです。


人生なんて、みんな似たり寄ったり

その中でも、生きてたら時々キラキラ輝くものがある


 そのすべてを逃がさず、自分の星ポケットに集めておいて

 

辛かったり、苦しかった時

ポケットからその星を出して耐えるのよ

 

ジホの母の言葉





深く人を愛した時、新しい自分との出会いが待っている


ということを学ばせてもらいました。


ドラマ予告編


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