この方が引退する。

 

コービー・キャメロン(Colby.Dane Cameron)選手だ。

 

フロンティアーズHP(2018年3月12日付)

アメリカンフットボール部2017年度引退者のお知らせ

 

 

選手としての凄さは、

素人の私がわざわざ書くまでもない。

 

 

フロンティアーズに加入した2014年に

いきなり、JXB&ライスボウル優勝に導いた。

 

 

2014年のキャメロン氏

秋シーズン

Final Stage オービックシーガルズ戦の

試合後に撮影させてもらった。

 

この試合で、

フロンティアーズは長年の宿願であった

シーガルズの撃破を成し遂げた。

(あ…。曽我さんがいる。)

 

キャメロン選手に魅かれたのは、

試合後のファンサービスだ。

 

多くのファンから撮影やサインを求められても、

嫌な顔一つせずに丁寧に応じていた。

 

小さい子供がいれば…

目線を子供に合わせてあげる。

 

丁寧な応対と、

フレンドリーさに一気に好感を持った。

 

 

 

2015年こそ

パナソニックインパルスに敗れて、

優勝を逃したが、

 

2016年-2017年の連覇にも

オフェンスの要になった。

 

まさに、フロンティアーズの黄金時代を築いた。

 

 

これだけ圧倒的な実力差を見せても、

ファンサービスがなおざりになることは無かった。

 

 

印象的だったのが、

昨シーズンのレギュラーシーズン。

 

関西遠征となったパナソニックインパルス戦で、

フロンティアーズは負けた。

 

試合後、

 

見送りをする選手や、

交流を楽しむ観客たちの人混みの中に…

いた。

 

学生さんとの記念撮影や、

 

子供たちとのハイタッチ。

 

はたまた…

赤ちゃんを抱っこしてあげたり…。

 

 

負けた試合の後でも、

 

他の選手が引き上げた後でも、

 

交流を求める観客がいれば、

フレンドリーに応じた。

 

 

まさに、

「神対応。」だったと思う。

 

 

この後の帰宅の新幹線で、

まさか、

隣の座席に当の本人が座るとは

思いもしなかった。

 

 

そのときのことは、

当時のブログで書いた。

 

隣にキャメロンさんって(汗)

2017年10月2日付

 

 

 

気さくで、明るくて、フレンドリー。

 

その一方で、

フィールド上では、こんな一面もあった。

 

 

今年のRICEBOWL

 

タッチダウンのハズだったが、

フロンティアーズ側に反則があった。

 

そのことを知らずに喜ぶ選手の一方で、

キャメロン選手は、肩を落とした。

 

この後、

藤田HCと話すキャメロン選手。

 

キャメロン選手が、

感情をむき出しにした部分を

ハッキリと目撃したのは、初めてだった。

 

 

2015年のJXBでインパルスに敗れた際に、

キャメロン選手のマインドが乱れたような

記事を目にしたことがあった。

 

キャメロン選手でも

感情の乱れがプレーに影響するのかと、

驚いた。

 

しかし、

RICEBOWLでのキャメロン選手は、

後半から冷静さを取り戻して、

完全にゲームを支配した。

 

 

プレーに正確であり続けようとする

彼の性格が窺えた。

 

 

 

プレーに厳しく、

ファンにやさしい。

 

 

キャメロン選手は、

まさにロールモデルの最たる選手だった。

 

 

 

フロンティアーズの生粋のファンではない私でも、

キャメロン選手の引退は寂しい。

 

ただ、

それ以上に素晴らしいプレーを

魅せ続けてくれたことに感謝している。

 

 

「引退セレモニー」のようなことは行われるのだろうかはてなマーク

 

シーガルズでは見たことがあるけど、

たしか、フロンティアーズはどうだったか…。

 

感謝の気持ちを伝えたいファンは

多いと思う。