診察が終わるまで、息子は病院を出て近くの駅前で暇をつぶしてくれていた
診察が終わり、息子のケータイに電話しましたが
何故か繋がらない・・・・
車のキーは息子が持っています
う～んどうしようかと思ったのですが、病院にずっといても仕方ないので
駅周辺を散歩がてらにウロウロしていました
ここの駅は、なんて言うのかな・・・狭くてゴチャゴチャした感じ？
色んなお店が揃っていて、生活には便利な街ですが車椅子では
ちょっと敬遠したくなる所ですね・・・・
ゴチャゴチャした人混みをかき分けて歩いていると・・・・
ファーストフードのお店が目に入りました
２、３ 個のお店が目に入ったんだけど二つはすごく混んでいたので
やめて残ったひとつのお店に入ることに・・・・
店の前にスペースがあったので、主人に車椅子から降りてもらい
その間に車椅子をたたみ、そのスペースに置こうとしていました
ふと主人を見ると、主人は入口の２、３段の階段を一人で上りその入口を
開けようとしていました
入口は自動ドアではなく引き戸でした
ちょうど店員さんが入口付近で何か作業をしていて
主人に気付いたみたいで戸を開けると
主人が店員さんに「車椅子、入口の近くに置いていいですか？」
と質問する声が聞こえました
私は、まだちょっと離れた所にいます
が、会話はしっかり聞こえました
店員さんは、私の姿には気付かず・・・・
主人だけをジーと見て
主人の質問には答えませんでした
又主人は、同じことを店員さんに聞きました
やはり、無視です・・・・
ようやく、私の存在に店員さんは気付いたみたいですが
バツが悪かったのか、店の奧に行ってしまいました
何か嫌な感じ・・・と思いつつ
そのお店に入ると、お昼時なのに何故かお客さんは誰もいませんでした
とても狭いお店で、トイレもありませんでしたが
ま、いいかという感じでテーブルの椅子に主人を座らせました
店員さんんはたしか４人位いたでしょうか・・・・
全員が主人を直視していました
見てはいけないものを見るような目で・・・・
その時の主人は、いつもにもまして目がとろーんとして
ボーとした精神障害者のオーラをいっぱい出していたことも事実です
ハンバーガーやポテトを注文し、食べている最中に
息子から電話があり、数分後息子がお店に入ってきて
３人で食べていました
息子は本屋で立ち読みしていたみたいです
私と主人はもう食べ終わっていたのですが
案の定、主人はトイレに行きたがりました
トイレは、すぐ外に公衆トイレがあったので二人で一旦
外に出て公衆トイレに向かい私は主人が終わるのを
待っていました
そして、主人が出てきてから又さっきのお店に
戻ろうとしたのですが・・・・
主人は戻りたくないみたいで、ここで待っていると言います
きっと、さっきのお店の雰囲気が悪いので戻りたくないのかな
と思いました
息子に電話すると、ポテトを大量に持って出て来てくれました
悪いけど、ここのお店にはもう来ないぞと誓いました
差別かなんか知らないけど気分が悪かったです・・・かなり・・・
主人も同じ気持ちだったのでしょうか・・・・
以前も、主人とショッピングセンターに行ったときに私がちょっと
洋服を見ている間に主人の姿が消えた時があり（その時は杖歩行）
探したら、バッグ売り場にいたのですが・・・・
明らかに、不審な目つきで、主人を見ている店員さんの姿がありました
私は、「ここにいたのね」と主人に声をかけると
その店員さんは、「お連れ様がいたのですね～」となんかわかんないけど
とても安心したような顔をされていたのを思い出しました
やはり、どこに行っても、私は主人にピッタリくっついて歩いていないと
ダメなんだと改めて感じました
この日は、ちょっと私にとってため息ばかりの日になりました
こういう冷たい視線を浴びながらも、やはり外に出ることは大事なんですかね
と言っても、今回は病院目的だったからしょうがないですけどね・・・・
例えば１０のうち７つはいいことで、３つは嫌なことだったとすると
７つの方に目が行ければそれに越したことはないのですが
どうしても３つの方に目がいき、消沈してしまう・・・・？
忘れるのが得意な私も
さすがにちょっと落ち込みました
健常者のみなさん・・・・どう思いますか？
障がい者のみなさんどう思いますか？
障がい者の家族のみなさん、どう思いますか？