捨てられない想い(ニノ)続編 完結 | ニノのこと♡韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

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完結



俺はベンチに座りぼんやりと空を見た。


最後に彼女は《和也》って言ったよな。



《片時も忘れた事はない》って。



彼女も同じ気持ちでいたんだ。


なんでさっき、引き止めなかった。



偶然にもまた出逢えたんだ。




会いたい。



夕暮れの中1人部屋に帰る。



ソファーに座ると急に寂しさがこみ上げてきた。



彼女に電話をしようか…?


ドキドキしながら携帯を開く



会いたい。



いつかまた出逢えると信じて今まで待ってたんだ


彼女へのコールが鳴る

プルル…プルル…プルル…


ガチャッ


―…和也…?


―…うん…


―………


―………


―…会えたね…


―うん…あの手紙…何回も読んだんだ。
だからいつか会えるって…信じて待ってた。



―手紙?隠しておいたのに見つけたんだね。



―うん。簡単だったよ。
と、ちょっと笑って話した。



―そっか…良かった…




俺は自分の気持ちを伝えた。
―…会いたい…んだ…



―……私もだよ…



―…ずっと…ずっと待ってた



―………
彼女が泣いているのがわかった



―和也…?



―ん?



―行っていい?



―うん…待ってる…




しばらくするとチャイムが鳴った



ドアを開けると彼女が俺の胸に飛び込んで来た


勢いよく飛び込んできて俺はそのまま後ろへ倒れた。


二『痛っ!!』


『ごめん…』


彼女は泣いているようだった。



俺達は玄関で向かい合わせで座った。


やっぱり彼女は泣いていた。


『ごめんね…酷い顔でしょ?』


二『ずっと泣いてたの?』


『だって…』


俺は彼女の髪を耳にかけた。


涙を手で拭ってあげた。


二『ほらっ大丈夫。』


『うん…でも化粧取れちゃった…』


俺は彼女の瞼にそっとキスをした。


二『大丈夫。可愛いよ』


恥ずかしそうに俯く彼女。



二『大丈夫。』
と言ってもう一度瞼にキスをした。



『…私、ずっと見てたよ。テレビの中の和也…』


二『ずっと?』


『うん…ずっと…』


二『俺もずっと思ってた』


『私、別れた事ずっと後悔してた。大好きだったのに…って…』



彼女を座ったままギュッと抱きしめた。



二『もう後悔しないで…』



『和也?私でいいの?』


二『おまえがいい。』


彼女の涙が俺の肩に落ちた。


『後悔しない?』


二『しない』


『ずっと一緒にいていい?』


二『ずっと…ずっと一緒がいい』


『愛してる?』


二『愛してる』


俺は彼女の顔を見つめてそっとキスをした。


泣いてる彼女のキスはちょっとしょっぱかった。


二『ずっとそばにいて。』


『うん…ずっと…』



これからは『愛してる』って、おまえだけに囁く。



ずっとずっと…



愛してる。



これからも



ずっと。



この先もずっと。



彼女と2人。



愛してる。



君だけに囁く言葉。






終わり