誰よりも大切な人4(潤) | ニノのこと♡韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

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付き合い始めて同棲も始めて、最初の頃より潤が遠い存在に感じる。


確かに朝起きると隣には潤がいて優しくキスして抱きしめてくれるけど。

仕事が最近忙しいのもあるけど夜はほとんど一緒にいない。

同棲し始めた頃は早く帰って来たのにな。

今日も遅いのかな?

何だか寂しいな。

そんなふうに思っていると潤からの電話が鳴った。

「どうしたの?電話なんて珍しい。」

「あけみ?あのさ・・・」

「今日も遅いの?(笑)」

「いや、今から帰るよ。」

「今日は珍しく早いんだね。」

「なに?なんか怒ってる?」

「別に。。」

「本当に?なんか口調が怒ってるよ?」

「怒ってないよ。本当に。」

「そっか、なら良かった。それでさ。友達連れて行くけどいいかな?」

「えっ?今から?」

「うん。ごめん、飲もうってなったけどさ。」

「うーん・・・」

「ウチに来たいって言うから。急だけどいいよね?」

「うーん。どうせダメって言っても連れてくるんでしょ?(笑)」

「ごめん。」

「いいよ。」
せっかく早く帰って来るなら二人でいたかったけど。
仕方ないよね。

それからしばらくすると玄関のインターホンが鳴った。

あけみが玄関まで行ってドアを開けると両手に荷物を持って立っている二宮がいた。

「えっ?二宮くん?」

「あ、ごめん。先に行っててって荷物持たされて。」

その時二宮の後ろからひょっこり顔を出す ともこがいた。

「あけみ、こんばんは。」

「どうしたの?」

「飲み会やりたかったんでしょ?」

「えっ?でも。。」

「でも、じゃないの!潤くん困らせるような事しちゃダメだよ。」

そう言いながら二人は靴を脱いで玄関からリビングへと入っていった。

私が玄関を閉めようとすると潤が走って閉まりかけのドアを掴んだ。

「ちょっと待って。」

「潤!」

「車 駐車場に入れてたからさ。」

「そっか。」

「どうしても来るって言うからごめんね。」潤は私の前で両手を合わせて謝った。

「うん、あの二人ならいいよ。」

「ありがと。」そう言って潤は私の頭をポンポンとやってリビングへと入って行った。

潤は上着を脱ぐとそのままキッチンへ向かった。

私がリビングへ行くと二宮とともこが二人でニヤニヤしながら私を見た。

「何?」

「あけみ、潤くんとはどうなの?」

「えっ?」

「潤くん、ちゃんとあけみの事考えてるよ。ね、二宮くん?」

「うん。ねっ?」二宮はともこを見て意味ありげに微笑んだ。

「えー、何?」私は二人を交互に見た。

「まぁ、本人から聞きなよ。」

「もう、何?」

その時、潤がキッチンからおつまみとビールを持って戻って来た。

「どうした?」潤がみんなを見る。

「なんでもない。ねっ。」ともこはビールやおつまみをテーブルに並べながら二宮の方を見て微笑んだ。

二宮もまた、微笑み返した。

「何なの?二人で?」潤はさらに不思議そうな顔をした。

「とりあえず飲もうよ。」二宮がビールの缶を開けながら潤を見た。

「あぁ。じゃあ乾杯しよっか。」

みんなで乾杯をして飲んで騒いで夜遅くに解散した。

結局、二人が言っていた意味はわからないまま何日も過ぎた。