片想いと親友と。(翔潤)12 | ニノのこと♡韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

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12

次の日の夕方、あかりは、潤のマンションにいた。
いつものように掃除をして、料理を作り潤がすぐに食べられるようにしておいた。


ん♪ん~、ん~♪

なんとなく鼻歌を歌いながら、あかりはキッチンを片付けていた。


だけど、その瞳からは一滴、二滴と涙がこぼれていた。


キッチンが片付くと寝室やバスルームに行き荷物をまとめた。

あかりは、自分の物を少し潤の部屋に置いてあった。それをひとつ残らず、大きな鞄に詰めた。



その間も鼻歌を歌っていた。


だけど、やっぱり瞳からは涙がこぼれていた。



あかりは荷物をまとめると、リビングに行き持っていた綺麗な便箋に手紙を書いた。


書き終えると、リビングを見渡し手で涙を拭った。


それから、あかりは潤の部屋をあとにした。



さよなら…あかりは、一言そう言うとドアポストに潤の部屋の合鍵を入れた。


ガチャンッ


鍵が落ちる音が寂しく響いた。



あかりは、振り返る事なく潤のマンションをあとにした。



続く