ニノ誕生日のお話(にのあい)2016.6.17 | ニノのこと♡韓国♡妄想小説♡日々の出来事を綴ったブログ

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今日は、お休み。

何しようかなー。

昨日の夜中にメンバーから一斉にメールが来た。

「誕生日おめでとう」のメール。

嬉しいけどそれだけかぁ。

コーヒーを入れてソファーでゴロゴロしていると携帯が鳴った。

『はいはい。』相葉さんだった。

『あ、ニノ?今からこっち来れる?』

『はい?今から?』

『あ~すぐじゃなくてもいいんだけど。』

『う~ん。行かない。』

『えっ?ダメだよ。来て!』

『えー!今日休みだしどこにも出掛けたくないんですけど。』

『もう!いいから!来て!ねっ?わかった?』

『えー、めんどくさいな~。』

『支度出来たらでいいから。来る時メールして。』

『うん。わかった・・・。』

めんどくさいなーと思いつつも俺は支度をして相葉さんの家に向かった。

家を出る前に言われたように相葉さんに「今から行くよ」とメールをした。


マンションに着くと下でインターホンを鳴らした。
開けてあるから勝手に入って来てと言う。

もう、なんなんだよ!呼び出しといて。

俺は相葉さんの部屋まで行って部屋のドアの前に立った。

一応インターホンを鳴らしてみた。

すると、すぐに《勝手に入って来て!》とLINEが来た。

俺はドアを開けて玄関で靴を脱ぐとそっと入って行った。玄関は明かりがついているのにリビングに入ると真っ暗だった。


えっ?

何コレ?

「相葉さん、いないの?」

そっと辺りを見渡した。

真っ暗だし相葉さんのいる様子もない。

あれ?

どうしたんだろうと思っていると、パパッーンと音が鳴って「誕生日おめでとう」と相葉さんの声が聞こえた。


「えっ?!びっくりした!何コレ?」

驚いていると明かりが付いて部屋の様子が見えた。

「ニノ、誕生日おめでとう~」とニコっと笑って相葉さんが立っていた。

「えー、これどうしたの?」

「ニノのためにさ、用意したの。」

部屋を見渡すと少し飾り付けがしてあって、『happybirthdayニノ』と貼ってあった。

バルーンも飾ってある。

「えー?!本当に?」

「そう。ニノのためにさ。ケーキも焼いたの。」

「マジで?!」
俺はただただ驚いて相葉さんを見ていた。

するとキッチンからロウソクの刺さったバースデーケーキを持って来てリビングのテーブルに置いた。

「ほら。ロウソク消して」そう言いながらライターでロウソクに火を着ける。

「これ、作ったの?」

「そう。いいから早く火消して。フーって。」

俺は驚きながら言われるままにロウソクの火を消した。

「ニノ、おめでとう!」と言って相葉さんはパチパチと手を叩いた。

「ありがとう~♡」

こんなサプライズ!本当に嬉しい!

「一緒に、ケーキ食べよ。」

俺たちは相葉さんの作ったちょっと不格好なケーキを二人で食べた。

「ビール飲む?」

「あ、でも車で来ちゃった(笑)」

「そっか、ごめん。じゃあウーロン茶で乾杯ね(笑)」

「でもさー、サプライズって普通誕生日本人の家でやるんじゃないの?」

「えっ?」

「だってさ、ほら。帰って来たらクラッカーパパッーンって。びっくり!みたいな。」

「あー、そうか。普通そうなのか?!」

「ふふふ、まぁ相葉さんらしくていいですけどね(笑)」



その頃、もう1人の男がニノの部屋に訪ねて来ていた。
おかしいな、いないのかな。

誕生日だからプレゼント持って来たのにな。


俺が相葉さんと二人でケーキを食べていると携帯が鳴った。

『もしもしー?』

『あ、ニノ?どこにいるの?』

『えっと、あい・・・ばさんち?』

『ん?あいばさんち??なんでクエスチョン?』

『あはは。うん。ちょっと相葉さんち。』

『じゃあ、今から行くから。』

『えっ?来るんですか?』

『えっ?ダメなの?なんで?』

『いや、相葉さんの許可取ってもらって。俺んちじゃないのにいいよ、なんて、言えないですよ?』

『だから、なんでクエスチョン?』

『じゃあ、相葉ちゃんに変わって。』

『あ、はい。』

「なんか、変わってって。」俺は相葉さんに自分の携帯を渡した。

「なに?」

「いいから。」

『もしもし?えっ?今から?』

相葉さんは、電話を切ると俺に携帯を渡した。

「来るってよ。」

「うん。」

「なんで?嫌なの?」

「いや、別に。」

俺はちょっと複雑だった。

だってせっかく相葉さんと二人の誕生日なのに。。

しばらくするとインターフォンが鳴った。

相葉さんが部屋に招き入れるとニコニコしながら入って来た。

「ニノ。誕生日おめでとう。」

「大野さん、ありがとう。」

ニコニコしながらリビングのソファーに座ると「これどうしたの?相葉ちゃんが作ったの!?」とケーキを見て驚いていた。

「そう、作ったの。」

「へぇーすごいじゃん!」

「まぁね。」

「ねぇ、ニノ。俺もプレゼント持ってきたから。」

「ありがと。大野さん。何?」

「まぁ、開けてからのお楽しみで。」そう言ってニコっとした。

「じゃあさ、三人で乾杯しなおそ。」相葉さんがそう言うと大野さんも頷いてみんなで乾杯した。


「大野さん、今日は最初からうちへ来るつもりでいたの?」

「うん、せっかくのニノの誕生日だからね。」

「そっか。」

「何?なんか、ダメだった?」

「いや、そんな事ないですよ。嬉しいですけどね。」

「ふーん。」

「そうですよ。」

「本当は、相葉さんと二人でいたかった?」

「いやいや。」

「ふーん。」

大野さんは少しつまんなそうな顔をした。
ちょっと悪いことしちゃったかな。もっと嬉しそうにすれば良かったかな。

そう思って俺は相葉さんがキッチンへ行った隙に大野さんの耳元で「大野さんの誕生日には二人でね。」と言った。

「うん。待ってる。」
大野さんは嬉しそうに俺を見た。

ふふふ、可愛いな。

やっぱり、大野さんも、相葉さんも好きだし。
誕生日に一緒に過ごせて幸せだな。


狭いソファーに何故か三人でギュッと座った。

「何コレ?狭いんですけど(笑)」

「いいじゃん!今日は隣に座らせてよ。」

「相葉ちゃんズルイよ。先にニノといたんだからいいでしょ!」

二人が俺にギュウギュウくっついてくる。

「まぁまぁ、いいじゃん。今日はこれでいいですよ。三人で。」


愛されてるって事で。。

ありがとう♡みんな♡

あれ?あとの二人は??

その時ニノの携帯が鳴った。

もしかして・・・。


終わり。