4
私は潤くんをベッドまで運ぶと、自分はソファーで横になった。
結局、潤くんを運ぶのにかなり手間取った。
とにかく重い…。
ソファーに横になると携帯が鳴った。
カズからだった。
私は恐る恐る携帯に出た。
―もしもし…?
―あのさ、俺が死んじゃってもいいわけ?
―ごめん、カズ、ちょっとトラブルが発生して…
―トラブル?もぅなんだよ?
―ごめんね…
―もういいよ…
電話は切れてしまった。
外はうっすらと明るくなり始めていた。
ちょうど潤くんが寝室から起きてきた。
「あの…、ごめん覚えてなくて…なんでおまえんちのベッドで…?」
「覚えてないのっ!?もぅ、潤くん最低…」と私は呆れ顔で言った。
「俺、なんかした?」
「相当したっ!」と私は潤くんに向かって指をさした。
「ごめん…本当に記憶ない…」
「もぅ潤くんのせいで…」と言いかけて止めてしまった。
「俺のせい?」と自分を指さして、戸惑っていた。
「もういいよ…」
「なんかわかんないけど、ごめん…」
「もういいって。」
「本当になんで?説明してよ。」
「昨日酔って、この部屋の前で眠っちゃったのっ」
「マジで!?」
「マジでっ」と私は潤くんを軽蔑するように睨んだ。
「ごめん…俺なんか言った?」
「相当ねっ!かなり言ってた。」
「ヤバイな…俺…ごめん。」
「もぅいいよ。朝ごはん食べる?」
「あっ…うん。」
潤くんは朝食を済ませると『本当、ごめん』と、気まずそうに帰って行った。
続く
私は潤くんをベッドまで運ぶと、自分はソファーで横になった。
結局、潤くんを運ぶのにかなり手間取った。
とにかく重い…。
ソファーに横になると携帯が鳴った。
カズからだった。
私は恐る恐る携帯に出た。
―もしもし…?
―あのさ、俺が死んじゃってもいいわけ?
―ごめん、カズ、ちょっとトラブルが発生して…
―トラブル?もぅなんだよ?
―ごめんね…
―もういいよ…
電話は切れてしまった。
外はうっすらと明るくなり始めていた。
ちょうど潤くんが寝室から起きてきた。
「あの…、ごめん覚えてなくて…なんでおまえんちのベッドで…?」
「覚えてないのっ!?もぅ、潤くん最低…」と私は呆れ顔で言った。
「俺、なんかした?」
「相当したっ!」と私は潤くんに向かって指をさした。
「ごめん…本当に記憶ない…」
「もぅ潤くんのせいで…」と言いかけて止めてしまった。
「俺のせい?」と自分を指さして、戸惑っていた。
「もういいよ…」
「なんかわかんないけど、ごめん…」
「もういいって。」
「本当になんで?説明してよ。」
「昨日酔って、この部屋の前で眠っちゃったのっ」
「マジで!?」
「マジでっ」と私は潤くんを軽蔑するように睨んだ。
「ごめん…俺なんか言った?」
「相当ねっ!かなり言ってた。」
「ヤバイな…俺…ごめん。」
「もぅいいよ。朝ごはん食べる?」
「あっ…うん。」
潤くんは朝食を済ませると『本当、ごめん』と、気まずそうに帰って行った。
続く