5
それからしばらくは、カズからも潤くんからも連絡はなかった。
カズ…
寂しくて私が死んじゃうよ…
私は携帯を開いたり閉じたりしていた。
電話しようか…?
そんな事を考えながら、携帯を触っていると、突然鳴り出した。
慌てて出ると、カズだった。
―俺、死んじゃうよ?
いいの?ほっときすぎですよ?
―カズ…
―玄関、開けてよ。
―玄関?
―いいからっ
私は言われるまま、玄関のドアを開けた。
カズがニコッと微笑んで立っていた。
「俺、聞いたよ。」
「何?」
「潤くんから…ちゃんと聞いた。全部聞いた。だからもう大丈夫」とニコッと微笑む。
「うん。」
「おまえ、そんなに俺の事好きなんだ?」とニヤッと笑った。
「カズだって。寂しくて死んじゃうって…」
カズは私をふわっと包み込んだ。
「当たり前でしょ?俺だって、おまえが大好きなんだからっ」
「うん。」
「俺はさ、おまえがいないとダメなのっ会えないと寂しいよ。」
「うん。」
カズは私をギュッと抱きしめると、
「今日は寝かせないから」
と意地悪そうに言う。
「バカ…っ」
カズは私を見つめると、「その唇、耳、髪…全部俺のだから、他の男が触ったら…俺許さないよ?潤くんでも。」
「カズ、大好きだよ。」私がそういうとちょっと照れたように、
「そういうのは男が言うのっ」そう言って、私の耳元で囁いた。
「愛してる」
私は恥ずかしくて、ふふふっと笑ってしまった。
「笑うなよ。俺だって恥ずかしい…」
とカズも真っ赤になって、下を向いた。
「カズ?私はちゃんとカズだけを見てる。これからも。」
そう言うとカズは私を見た。
「ちゃんと、俺だけ見てよ、じゃないと許しませんよ?」そう言って、私にキスをした。
カズは意地悪そうに、「ベッド行こっか?」
と耳元で囁く。
「バカ…っ、行かない…」
「なんでだよっ?」
「カズはやらしいなぁ」と私がソファーに座ると、
「別にベッドの上じゃなくたっていいんだけど?」と私を見つめてきた。
私が真っ赤になっていると、
「なぁに、考えてんのかな?いやらしいのはそっちだろ?」とまた意地悪く私に言う。
「もぅカズっ?」
「うふふ、おまえって本当、可愛いやつだな。」そう言って、カズは後ろから私を抱きしめた。
私は抱きしめられたまま、カズの手を自分のほっぺに当てた。
「あったかい。」
カズは後ろから私のほっぺに自分のほっぺをくっつけた。
二人のゆっくりした時間が流れていく。
これからもずっと。
完
それからしばらくは、カズからも潤くんからも連絡はなかった。
カズ…
寂しくて私が死んじゃうよ…
私は携帯を開いたり閉じたりしていた。
電話しようか…?
そんな事を考えながら、携帯を触っていると、突然鳴り出した。
慌てて出ると、カズだった。
―俺、死んじゃうよ?
いいの?ほっときすぎですよ?
―カズ…
―玄関、開けてよ。
―玄関?
―いいからっ
私は言われるまま、玄関のドアを開けた。
カズがニコッと微笑んで立っていた。
「俺、聞いたよ。」
「何?」
「潤くんから…ちゃんと聞いた。全部聞いた。だからもう大丈夫」とニコッと微笑む。
「うん。」
「おまえ、そんなに俺の事好きなんだ?」とニヤッと笑った。
「カズだって。寂しくて死んじゃうって…」
カズは私をふわっと包み込んだ。
「当たり前でしょ?俺だって、おまえが大好きなんだからっ」
「うん。」
「俺はさ、おまえがいないとダメなのっ会えないと寂しいよ。」
「うん。」
カズは私をギュッと抱きしめると、
「今日は寝かせないから」
と意地悪そうに言う。
「バカ…っ」
カズは私を見つめると、「その唇、耳、髪…全部俺のだから、他の男が触ったら…俺許さないよ?潤くんでも。」
「カズ、大好きだよ。」私がそういうとちょっと照れたように、
「そういうのは男が言うのっ」そう言って、私の耳元で囁いた。
「愛してる」
私は恥ずかしくて、ふふふっと笑ってしまった。
「笑うなよ。俺だって恥ずかしい…」
とカズも真っ赤になって、下を向いた。
「カズ?私はちゃんとカズだけを見てる。これからも。」
そう言うとカズは私を見た。
「ちゃんと、俺だけ見てよ、じゃないと許しませんよ?」そう言って、私にキスをした。
カズは意地悪そうに、「ベッド行こっか?」
と耳元で囁く。
「バカ…っ、行かない…」
「なんでだよっ?」
「カズはやらしいなぁ」と私がソファーに座ると、
「別にベッドの上じゃなくたっていいんだけど?」と私を見つめてきた。
私が真っ赤になっていると、
「なぁに、考えてんのかな?いやらしいのはそっちだろ?」とまた意地悪く私に言う。
「もぅカズっ?」
「うふふ、おまえって本当、可愛いやつだな。」そう言って、カズは後ろから私を抱きしめた。
私は抱きしめられたまま、カズの手を自分のほっぺに当てた。
「あったかい。」
カズは後ろから私のほっぺに自分のほっぺをくっつけた。
二人のゆっくりした時間が流れていく。
これからもずっと。
完