同居人との思い出。 | Terryの一日一感。

Terryの一日一感。

日々の考えを整理・再確認し、自分の成長過程を綴る。

海外で家を探す時に、何に慎重にならなければいけないかと

聞かれれば、100人中23人はこう答えると思う。


「ベッドバグと同居人の性格」と。


日本と違い、カナダではルームシェアは日常だ。

つまり全くの赤の他人同士で一つ屋根の下だ。


国籍・宗教・文化・・・etc 全てが違う。


僕とあなたのベッドカバーの柄くらい違う。


とにかく、気をつけなければいけないことが沢山ある。



私は、気をつけよう・気を遣おうとすればするほどヘマをする。

しかも、いづれもとてつもなくヒドイことばかり、悪気なくしてしまう。


以前は、バンクーバーで1ベッドルームをギリシャ人とシェアしていた。


名は「カウル」という。

このギリシャ人(男)はグリークレストランのコックで、カナダに移民して

5年。35歳で温厚で綺麗好きで社交的だ。


一言で言うと、「よい人」だ。


この人を半年間で累計2回、切れさせてしまった。



1回目。

「カウル5時間締め出し事件」


僕が丁度、ルームシェアをし始めた時、カウルの台湾人の彼女の「エマ

が休暇で2週間ほどカウルと一緒に住んでいた。


カウルはレストランで仕事をしているため、大体仕事が終わるのが23時

くらい。その後、エマはカウルを迎えに行き、そのまま二人でお茶をして、

帰宅するというのが日常のサイクルだった。


カウルの家に住んで、一週間経ったある日、シコタマ飲んで帰宅。少し夜

遅かったのもあり、玄関にはカウルの靴が。


何も考えず、鍵を閉め、チェーンをかけて、僕も寝ることに。


時間は1時くらい。



朝6時。


「Terry!」との声で目覚める。


ん?


何か遠くの方で声が聞こえる。


ベッドルームのドアを開けると、玄関のドアをチェーンの隙間からエマ

叫んでいる。


その瞬間、眠気がぶっとんだ。


俺はこの家に住んでまだ1週間という、同居人と信頼関係も築けていない

状況で、出川哲郎もビックリの罰ゲーム的なことをバラエティに出たことも

無い外国人にしてしまった。


床と携帯を見ると、5時間の努力の跡が見て取れた。


玄関から僕の部屋のドアまで小さい石ころが50個近く散乱し、なにやら

長い棒が落ちており、どうやら僕のドアをそれでノックしようと思ったのだが

届かなく、部屋のドアまであと30センチのところで無情にも落ちていた。


また、たまたまサイレントにしていた携帯には35件の着信が。


急いでドアを開けると、閻魔様と阿修羅が入ってきた。


何でチェーンを閉めたのかを問いただされた。


靴があったからと答えると、見るべき点はそこではなく、リビングの

カーテンが空いてるか閉まってるかで判断しろといったはずだと言われた。


その後、その家ではチェーンは使われなくなった。



2回目。

「フライパン事件。」


カウルはギリシャ人でイスラム教信者だ。


宗教上、豚が食べれない


なので、フライパンとまな板は別々で使っている。


カウルから、「Terryはこれを使ってくれ」と渡されたのは緑のフライパン


暫く経ったある日、料理をしようと思ったのだが、緑のフライパンが

見当たらない。


おかしいなと思いながらも、形が同じようなフライパンを使うことにした。



数ヵ月後、いつもの如く料理をしていたら、カウルが帰ってきた。


僕を見るや否や、「Do you kill me?」と聞かれた。


至って冷静で、最初何を聞いているのか分からなかった。


聞くと、その肉は何か?と聞かれた。


へっ?


まかさ、いや、まさか、このフライパン、カウルのだったの!?


速攻で新しいフライパンを買いに行った。



何事も分からないことは聞かなければ、とんでもないことになる。


幸い、どちらも普段の私の性格を考慮に入れて、悪気がないと判断し、

許してくれたが、これが他の人だったら、家から追い出されてたな。。


カウルでよかった。


これ以降、知ったかぶりは勿論、分からないことはもう一度聞く性格になった。