最新の水匠が驚異的なレートを記録したようですね。
たややん@水匠(COM将棋)@tayayan_ts
floodgateに最新の水匠を数日間流し、89勝1敗、レーティング4684という結果を得ました。2017年10月当時、神様のレーティングは4620〜4743の間と推測できると紹介されていたようですね(下記URL参照)。コンピュータ将棋の進歩は本当に目を見張るものがありますね…https://t.co/JyiRJIotD0 https://t.co/JOjdAyJzwJ
2020年10月05日 18:10
今回はその「Suisho201003_TR3990X」の対局の1つをご紹介したいと思います。
| 先手: Suisho201003_TR3990X | ||
| 後手: Marulk http://wdoor.c.u-tokyo.ac.jp/shogi/view/2020/10/05/wdoor+floodgate-300-10F+Suisho201003_TR3990X+Marulk+20201005033010.csa |
角換わり相早繰り銀から中住まいに構えるのは、個人的にも有力視していた構想です。

以下数手進んで上図。
両者の飛車銀桂の形がこの戦型では以前から有力とされていました。
▲5六角も部分的には頻出の手で、攻防によく効いています。
▲5六角以下
△6二玉▲3八金△5四歩▲6七角
△7五歩▲同歩△同銀▲4八玉(下図)
と進みました。
△5四歩で5四角なら玉の位置を除けば同型で考えられる組み立てですが、それなら▲6九玉や4八金から一転して玉を堅める将棋にする予定だったようです。
▲6七角では3五歩と先攻するのも有力だと思いますが、▲4八玉と大人の対応で指せるとみたようですね。

▲4七同玉が正しい対応で、それでも△2九角と打ってきますが最後の▲3八金と埋めた手が好手でした。
この後は後手は無理気味な攻めをしていくしかないのですが、水匠は絶妙な攻守の切り替えで圧倒しました。






