サッカーJ2の栃木SCの決算が発表されました。
10期ぶりの赤字になり、赤字額は4100万円にのぼるようです。
売上について、観客動員数も増えたり、グッズ販売も好調だったようですが、それにもかかわらず赤字になりました。
赤字額に鑑みると、Jリーグの分配金が5000万円減額されたことが大きく響いていますね。
また、それなりに経費もかかっているようです。
栃木SCは2013年1億以上の債務超過が見込まれる状況であり、存続危機に陥ったという経験があり、それ以降、堅実経営をモットーにしてきたと思います。
コロナの状況でも、黒字を達成しており、この努力は称賛されるべきです。
堅実経営を肝に銘じていたにもかわらず、赤字になってしまったのです。
だから今年からバックスタンド中央だとか、集客が見込める試合はチケットを高めにしたのか・・・・・・
財務圧迫の原因は「その他事業費」が7000万円以上も上がっていること。
「その他」だけに、何が原因なのかわからない・・・・・
カンセキスタジアムが問題なのかな?それだったら、カンセキスタジアムを減らし、グリーンスタジアムに戻すというのも一つの手かもしれません。
ただ、アクセスは、LRTが開通したとはいえ、どちらかという中心地に近いカンセキの方が勝り、来場者数増に一役買っているのも確かです。
今期はスポンサーも増えているので、スポンサー収入が増えるのでしょうが、入場料収入はどうなるのでしょうか。
難しいですね・・・・・
さらに、練習場のようなハード面にも課題を抱えており、こういうところの費用もねん出しないとなりません。
ですが、売り上げを劇的に上げる(財務を劇的によくする)というのは、M&Aしかありません。
これはまたクラウドファンディングするのかもしれませんね。
難しい条件の中で運営する経営陣には本当に頭が下がります。
どうか栃木からJ2クラブが無くならないよう(J1に上がったのでJ2クラブが無くなる、というのは可。)、最善を尽くしてください。