2020J2第20節 栃木SC VS ジュビロ磐田 | トラネコの落書き

トラネコの落書き

・サッカー(主に栃木SC)・アイドル・ASDグレーゾーン・メンタル・生きにくい・生きていたことの軌跡・過ごし方

サッカーJ2の栃木SCは、昨日、アウェーでジュビロ磐田と対戦しました。

結果は、3-2での勝利です!

 

磐田は、FWがルキアン・小川といった、強そうな2トップです。

これに対し、栃木の2トップは矢野・明本。

矢野の先発は久々です。

 

試合は、ルキアンに栃木はやられました。

栃木は前半、ルキアンにDFラインの裏側に抜け出されてしまい、シュートを決められてしまいました。

栃木にも惜しいシーンはあったのですが、その後も前半は磐田のペースが続きます。

後半になると、FW明本がPA内で相手GKに倒されてしまい、このPKをFW矢野が決め、同点とします。

しかし、その喜びの束の間。

同点に追いついた5分後、DF瀬川が相手選手を倒してしまい、PKを与えてしまいます。

これをルキアンが決め、再度リードされてしまいます。

しかし、時間が経過するにつれ、栃木が反転攻勢に出るようになってきました。

その努力が報われたのか、相手選手がPK内でハンドし、PKを栃木が獲得しました。

PKを明本が決め、再び同点となりました。

そして、後半アディッショナルタイム、DF柳が投入されました。

この柳が、またまたヒーローになりました。

味方のシュートが相手選手にゴール前で当たり、そのこぼれ球が柳のもとに転がってきました。

それをゴール左隅へと叩き込んだのです。

これにより栃木は逆転、3-2で試合終了となりました。

順位も暫定ではありますが、7位となりました!

 

この試合は、またまた柳の大活躍。

岡山戦・水戸戦に続いて、アディッショナルタイムの決勝点という、偉業を果たしてくれました。

この柳のおかげで、これまで栃木は勝ち点9を稼いたわけです。

柳が決めてくれなければ勝ち点6が無かったことになりますが、各クラブの勝ち点差がまだ小さいので、この勝ち点6の差は大きいです。

 

また、これまで栃木は得点数が少ないと言われてきましたが、今日は3点とりました。

ここのところ、栃木の攻撃力はゆっくりとですが、しかし確実に上がっているような気がします。

確かに、最初の2節は無得点であり、それ以降、1点どまりということもありますが、次第に2得点となるゲームが出てきました。

それで今回は3得点なのですから、上向きのスパイラルが生じていると言えると思います。

 

それに、守備が今日はスーパープレーという意味で凄かったです。

GK川田が前に出て、後ろが空いてしまうシーンがあり、相手に山なりのシュートを打たれ、あわやゴールというシーンがありました。

しかし、必死にDF高杉が戻り、ゴールライン上でヘッドでクリア、そのクリアもクロスバーに当たったのですが、ゴールラインは割らずに事なきを得ました。

高杉が戻り切れなければ、枠に行っているので、完全ゴールです。

高杉は大ベテランの年齢で、動きは落ちてしまうような年齢なのですが、これには驚きました。

また、GK川田も、相手の決定機と言えるシーンを防いだり、至近距離で打たれたシュートを防いだりしているので、これも凄い。

シュートまでいかせない守備を栃木は普段しているのですが、ピンチを凌ぐという、いつもと違う意味での守備の凄さが見えました。

しかし、ルキアンが怖かった。

力強い抜け出しとしっかりとしたシュート技術があり、ルキアンが抜けだしたら一巻の終わりという恐ろしさがありました。

 

ただ、この試合、お互いの選手にとってかなり不安定な試合だったと思います。

強く当たってもファールにならないと思いきや、倒れなくてもファールのジャッジ。

その上、栃木の2失点目のPKですが、このPKは、この試合でここまでとられてきたファールの基準に鑑みると、ファールとらないような気もしました。

ジャッジの不安定さに翻弄されたか否か、翻弄されても最小限に抑えることができたか、その辺が勝敗を分けたのかもしれません。

 

次も勝ちましょう!